2025年11月2日、昨年に引き続き、メンバーの岡庭さんの遊休農地(金町駅からバスで約10分)にて、「遊休農地活用プロジェクト(さつま芋プロジェクト)」の収穫祭を開催しました。春に植えたさつまいもがどのように育ったのか、参加者一同ワクワクしながら楽しみに当日を迎えました。
今回も、研究会メンバーに加え、日頃アートセラピーを通じて交流しているウクライナの方々、そして参加者のお孫さん3名も参加。世代や国の垣根をこえた笑顔あふれる交流の場となりました。
畑の土は少し前の大雨の影響で湿っており、掘り起こすのはなかなかの重労働。それでも子どもたちも大人も夢中になって土をかき分け、次々と現れるさつま芋に歓声が上がりました。今年の夏は猛暑と少雨が続き、生育を心配していましたが、蓋を開けてみると、昨年と変わらぬ立派なさつま芋が顔を出しました。ほとんど手をかけずとも自然の力でしっかりと育ってくれたことに、思わず感嘆の声があがりました。
一方、同じ畑の一角で試験的に育てていた落花生は、残念ながら収穫わずか4粒。落花生の生育適温がやや低めであることが影響したのかもしれません。昨年の収穫後に蒔いた緑肥「クリムゾンクローバー」の効果については、はっきりとした違いは見られませんでしたが、今後も土づくりの工夫として観察を続けていきます。
収穫のあとは恒例のBBQ懇親会。炭で焼く肉や野菜、もちろん収穫したさつま芋もほおばりながら、「みんなで食べるとやっぱり美味しいね」と笑顔が広がりました。空の下で味わう自然の恵みは、特別なごちそうのように感じられます。参加者がみんなのためにそれぞれの役割をこなし、そして一緒に味わう時間を通じて、参加者の距離がぐっと近づいたようでした。
今年も、都市の中に残された貴重な土の空間が、人と人をつなぎ、季節の恵みを感じる場となりました。これからも私たちは、遊休農地の新たな可能性を探りながら、自然と人とが寄り添う活動を続けてまいります。

RSSCシニアプロボノ研究会 15期 長江朝子
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