『人権と貧困を考える会』

1.設立・趣旨・目的―RSSC授業に影響・刺激を受けての設立
 ・設立2009年7月、社会貢献活動サポートセンター開設に合わせ登録
 ・設立趣旨と目的:RSSC授業でアジアの貧困の実態、その中でもバングラデシュが最貧国
  であることを知ったことからアジア貧困の状況につき研究を行い、あわせ貧困を少しでも軽減
  したいと諸問題と闘っている関連NGO/NPOを支援する目的で1~2期生を中心に
  「アジアの貧困とNGO/NPO支援研究会」をスタートさせました。

2.活動について
  RSSC元教員、倉沢宰先生を顧問とし討論に参加願いアドバイスを戴いています。
 設立当初の活動:“二本の柱”=研究活動と社会貢献活動
研究活動:アジアの中でもまずはバングラデシュに絞り、数回の現地訪問(JOCS(日本基督教海外医療協力会)のご協力を得て知的障がい児施設等を訪問、帰国後「報告会」を開催)を含め研究を行うとともに、日本在住バングラデシュ出身者との意見交換会を開催
社会貢献活動:RSSCのみなさまにご協力を戴き、使用済み切手等を当会としてJOCSに寄付(JOCSは国内収集家に販売、収益を国際医療活動に役立てています)、またJOCSを通し
   “ごはん寄金”(バングラデシュ)への寄付も行ってきました。
 *研究会の名称変更
‘16年に計画したバングラデシュ訪問はテロ発生により、またそれ以降はコロナ禍もあり実施できず、一方「定例会」の討議において貧困はアジアだけではなく地球規模の問題であることを改めて認た
ことから研究対象を拡大、世界の貧困、いまや子供を含め貧困大国となった日本の問題、格差の拡大、学校教育問題(不登校、虐め)、生活保護の実態、外国人労働者、資本主義の在り方、新自由主義、自殺、死刑制度、ジェンダー、LGBTQ、地球環境、アフリカの人口爆発、食料問題等様々な問題を討議してきました。
その中で人権があらゆる諸問題と極めて密接に関係していることを学び、すべてが当会の研究対象となりうることから2022年4月「人権と貧困を考える会」に改称しました。

3.活動方針 “二本の柱”=「定例会」(理論)と社会貢献活動(実体験)
 ①活動の主体である「定例会」:発表者による報告形式
(事例;現場実体験としての学校、 教育現場、行政等の実情に加え、海外状況レポートとしてキューバの社会主義、ブータンの幸せを求めて等)から、全員参加型対話形式に改め、テキストを全員で選択、年間計画の下、討論の場である「定例会」を毎月継続しています。
また、問題意識とテキストによる勉強に加え、状況が変われば理論だけではなく現場を自らの眼で確認すべく国内外の現場訪問も行いたく思っています。
 ②社会貢献活動:コロナ禍の状況から研究会としては制約があるため活動できていませんが、(JOCSは使用済み切手の交換事業を中断、また立教キャンパス入構、RSSCラウンジへの入室不可のため収集できず)条件が整えば再開したく、一方メンバー個々による活動は継続しています。

当会の維持費などについて:
  ・当会はNPO団体ではありません。
  ・適宜、必要に応じて会場費、などの徴収を行っています。
                         (会場費は1回あたり使用料約2000円)
  ・国内外訪問に係る費用は自費となります。

5.会員数(2023年10月末現在):
   修了生    12名(男性   5名・女性  7名)
   合計     12名(男性   5名・女性  7名)*現在の処、全員が修了生

6.2023年以降の主な活動実績 
2023年 1月:新年茶話会(於:恵比寿)
     2月:学習会:宇野重規著「民主主義とは何か」(講談社現代新書) はじめに 序章
     3月:学習会:    〃                第一章 民主主義の「誕生」
               〃               第二章 ヨーロッパへの「継承」
     4月:学習会:    〃                第三章 自由主義との「結合」
     5月:学習会:    〃                第四章 民主主義の「実現」
     6月:学習会:    〃                第五章 日本の民主主義
     7月:学習会:    〃                結び  民主主義の未来
     8月:夏休み
     9月:学習会:堤美香「ルポ 貧困大国アメリカⅡ」(岩波新書)プロローグ&第一章
    10月:学習会:外部講師・小堀先生による講演 テーマ「日本国憲法」に関連する事項
    11月:学習会:堤美香「ルポ 貧困大国アメリカⅡ」(岩波新書)第二章
     12月:報告会:ヨーロッパ鉄道旅の報告と欧州の人種問題
2024年 1月:新年会  (恵比寿)
     2月:学習会:堤美香「ルポ 貧困大国アメリカⅡ」(岩波新書)第三章

7. これまでにテキストとした書籍
・「食糧危機」井出留美(PHP新書)
・「学校行かなきゃいけないの」雨宮処凛(河出書房新社)
・「東京オリンピック始末記」小笠原博毅 山本敦久(岩波ブックレット)
・「人新生の『資本論』」斎藤幸平(集英社新書)
・「人権の思想史」浜林正夫(吉川弘文館)
・「本当の貧困の話をしよう」石井光太(文藝春秋)
・「日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか」矢部宏治(講談社+α文庫)
・「社会的共通資本」宇沢弘文(岩波新書)
・「民主主義とは何か」宇野重規(講談社現代新書)

みなさまも人権や貧困、また派生する諸問題につき、是非ご一緒に考え、
行動してみませんか!!

【照会先氏名・メールアドレス】
代表者: 河原木(かわらぎ)雅生 (3期生・専攻科修了)
  e-mail:tyoukeiyahaku@ybb.ne.jp 
℡:080-5036-7805

 

                            

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