日時  2025.12/12(金)11:30 
天気  くもり 10℃ 強風で寒い 
場所  東京都美術館(上野) 
昼食  ボスコ・イルキャンティ上野(イタリヤ食堂) 
参加者 7名

 とても寒い日でした。レストラン開店に並ぶ間も風が吹きつけます。上野の美術館界隈は食べるところが少なく、ここは2回目です。ビジネスホテル1Fのイタリアン、8人掛けのコーナーを用意してくれました。ここでのおしゃべりが今日の目的のようなものです。

 さていよいよ美術館へ。大変な混雑です。日本人はほんとにゴッホ好きです。チケットはスマホで事前購入してあります。因みに今日のレストランもQRコード注文でしたが、我々シニアは特別に口頭注文しました。

 ゴッホ展についてはテレビで何度も特集が組まれ、スマホ記事もたくさんあって事前学習はバッチリです。家系図によると、ゴッホは6人兄弟で、フィンセント・ファン・ゴッホは次男(長男は夭折)、三男のテオ(画商)がよき理解者で経済的支援者です。ほかの3人の兄弟については解説等にも登場しないので、よき理解者ではなかったと推測できます。フィンセントはよく弟テオに手紙を書いており、うち4通が展示されました。耳を切り、銃で自死と精神状態が不安定だったことから手紙は雑に書かれているのではと思いきや、たいへん小さな文字で整然と便箋いっぱいに書かれ、細密な挿絵も添えられています。4通とも油絵の下絵と思われる絵が組み込まれていました。800通以上の手紙はテオの妻ヨーによって発刊されています。

画家としての活動は10年、存命中は全く売れず名声もなし。テオの理解とその意思を引き継いだ妻ヨー、そしてその息子フィンセント・ウィレムの使命感ともいうべき努力によりゴッホ画伯が誕生したことがよくわかる展覧会でした。

 シニア料金は1,600円と良心的、ランチ会場も個室のような席で、また鑑賞後のお茶はJR上野駅2階でゆず湯をゆっくり飲み、とてもいい鑑賞会でした。

小池久雄

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編集チーム 十六期生