2025RSSCホームカミングデーに寄せて

黒木 龍三 (RSSC専攻科ゼミ担当教授)

 イタリア、トリノでの学会のついでに、20年ぶりにフィレンツェに立ち寄った。

 私の所属する海外の学会は、ヨーロッパ経済学史学会といって、毎年、様々な国や街を代表する大学が年大会を主催する。これは学者冥利に尽きる、というもので、これまで20年間にわたり、北はイギリス、南はギリシアのマケドニアまで、西はポルトガル、東はチェコまで、ヨーロッパの主だった国には出かけることができた。学会なので、1週間滞在しても最低3日は大学に缶詰、さらに自分の報告や義務になっている討論者の準備にホテルに2日は余計に宿泊し、フリーになる時間は大抵は帰りの1〜2日だけである。それでも、ほぼ毎年、ヨーロッパで得た歴史の雰囲気や新しい知見をゼミに持ち帰って披瀝できるのが楽しみである。

 写真は、フィレンツェを見渡す丘に立つダビデ像。

 おすすめは、この像のすぐ後ろにある有名なレストランのフィオレンティーナ。700グラムのフィレンツェ特産のステーキです。味はヨーロッパでも1〜2を争う美味しさ。保証します。

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編集チーム 十七期生