去る11月14日(金)、2025年度第2回4期生会が開催されました。良い天気に恵まれましたが、11月とは思えない暑い一日となりました。今回の参加者は9名(男性4名・女性5名)、少数でしたが、まとまって歩くにはちょうどよい人数でした。
今回のテーマは「NHK大河ドラマ『べらぼう』で浅草を知ろう!!」。「べらぼう」の主人公である蔦谷重三郎のゆかりの地である台東区に、大河ドラマ館が2月1日にオープンしました。まずはここを目指します。
朝9時半に東武線浅草駅中央口に集合、久しぶりの顔合わせに、皆さんお互いの元気を喜び合いました。
大河ドラマ館は、台東区民会館9階に開設され、入口には行列ができるほどの大人気です。ドラマの概要紹介や年表、登場人物の紹介、蔦重や花魁の衣装、書店の店先や小道具の展示、映像による蔦谷重三郎や歌麿の紹介など、盛り沢山の内容でした。
彼の生きた時代は天下泰平が続き、世界有数の大都市となった18世紀半ばの江戸です。現在の台東区にあった遊郭「吉原」に生まれ育った蔦重は、子供のころから女郎たちの厳しい生活を見て育ったため、彼女たちがもっとましな生活ができるようになるにはどうしたらよいか考え続けました。そして、出版物を通して吉原に人を呼び込もうと決心、田沼意次、松平定信という二人の老中の対照的な政策によって、大きく様変わりする時代に、幾多の難関を乗り越え江戸のメディア王へと駆け上がりました。
ドラマ館を満喫した後、入口で記念撮影をして終了、いよいよ浅草の街を散策します。
スタートはもちろん雷門から。942年創建、消失と再建を繰り返し、1865年の消失から95年間再建されませんでしたが、1960年(昭和35年)、当時の松下電器社長の松下幸之助の寄進により、ようやく再建されました。高さ3.9m、直径3.3m、重さ700キロの赤い大きな提灯は、浅草のシンボルとして国内外にその威容を誇っています。
ここから宝蔵院に続く250mの参道、仲見世通りは、ウイークデイにもかかわらずすごい人、人、人、ほとんどが外国人で、店頭はお土産を買う人でごった返しています。参道に続く宝蔵院は、昭和39年にニューオオタニ社長大谷米太郎氏の寄進により再建されました。
浅草寺本堂は628年に創建され、1400年近い歴史があり、東京大空襲により全焼となりましたが、1958年(昭和33年)再建されました。89,000枚の瓦を使った美しい急勾配の屋根が、人々の目をひきつけます。年間3000万人もの人が訪れるとのことです。
その後、「三社祭り」で有名な浅草神社、浅草寺のシンボルタワー高さ48Mの五重塔、樹齢800年の大イチョウなどを見て回った後、花屋敷や木馬館、浅草演芸ホールなどが近くにある、ヒノキを敷き詰めた木道の西参道商店街、昼間から酒飲みたちでにぎわうホッピー通り、江戸の町を再現した伝法院通りなどを楽しみました。
最後の浅草公会堂は、18mの「花道」が設置でき、公共ホールとしては本格的な舞台装置を持ち、歌舞伎や演劇、コンサートなどに対応できることで有名です。公会堂の正面入口前には、浅草ゆかりの俳優、落語家、歌手、芸能人の手形とサインが刻まれています。
最後にマルベニ堂、日本で唯一のスタープロマイド店で大正10年創業、これまで撮影したスター2800人以上、かってはプロマイドの売り上げが、人気のバロメーターでした!
歩き疲れた頃、本日の昼食処お好み焼き・もんじゃの『香味家』に到着、店内は静岡県から修学旅行で来たという小学生で大賑わい。早速慣れない手つきでもんじゃを作ります。出来上がるまでビールで乾杯!!疲れた身体に染みわたります。隣の小学生たちも初めてのもんじゃに四苦八苦、先生方ももんじゃの指導に大忙し。
浅草の町は、どこもかしこも想像をはるかに超える外国人観光客でいっぱい。最近の中国の日本への観光旅行禁止が、浅草の皆さんにどんな影響を及ぼすのか、ちょっと心配です。
最後に喫茶店でご苦労様の甘いものタイム、アイスクリームやお汁粉、あんみつで乾杯しました。 皆さん、お疲れさまでした!!










