RSSC第17回 ホームカミングデー出店に際して
坪野谷 雅之(RSSC社会貢献活動サポートセンター顧問)
RSSCは2025年10月19日開催の立教大学校友会主催第63回ホームカミングデーに出店しますが、RSSCは2009年の第1回出店から実に17回目を迎えることになります。今や正門の時計台を過ぎた四丁目にテント三張の出店は壮観で、ホームカミングデーの最大級にまで成長した姿に感慨深いものがありますので、まちおこしの軌跡を振り返りたいと思います。
2009年に修了後の生き方に役立つ出口戦略として「RSSC社会貢献活動サポートセンター」を開設し、本科・専攻科の学びから修了後も社会貢献活動を通じてのやりがい・生きがいにつながる各種研究会ができ、現在9研究会が存在しております。その趣旨は、『Campus Life Handbook』に記載されているように、RSSCの受講生と修了生の一人ひとりが長年にわたり培った人生の得難い知識・経験・ノウハウを発揮し、お互に成熟した自由な市民として尊敬し合い、研究会で多くの友人会員と和気あいあいとして活躍してもらい、“研究会に入って良かった! 今後も楽しい充実した活動を続けたい!”という実感を味わっていただくことではないかと思います。私自身皆さんと共にRSSCはじめサポートセンター・同窓会の設立に携わった者として、皆さんのイキイキとした姿に感銘を受けております。
サポートセンターを設立した当初の出店内容はRSSCのPRを中心に、池袋西口の緑化キャンペーンに参加した花壇の手入れの活動や静岡県沼津市戸田地区のミカン収穫と稲刈り手伝いの展示でした。その後まちづくりの研究活動が盛んになり、山梨県上野原市西原地区の物産館「美流館(びりゅう)」の活性化支援で、地元の方によるこんにゃく芋の販売や豚汁のサービスが印象深い。徐々に本格的なまちおこし活動が定着し、2013年山形県南陽市の観光促進、2014年高知県高知市の土佐山訪問と村人との交流、2016年は豊島区と秩父市の姉妹都市30周年を記念し秩父市の有名なイチローウイスキーの試飲会と秩父夜祭りのポスターを展示し、2年連続で人気を博しました。
そして、2023年は『RSSCコミュニティ研究会』が山梨英和大学メイプルカレッジ(市民講座)の研究グループと協働で、世界に誇る山梨県甲州市の勝沼ワインの試飲会と頒布会を開催しテント前に行列ができるほどの盛況ぶりでした。24年は更に愛媛県小豆島のオリーブによる健康食品と化粧品の展示販売が加わり完売でした。一方2022年からは『RSSCユネスコクラブ』がテント一張りでカンボディアチャリティーバザー・募金箱設置等を行いました。一方、『RSSCウクレレ合唱団』(代表山崎郁夫さん・第2期専攻科修了)』が毎年テント周辺で全員お揃いのアロハでの楽しい演奏は花を添え、また10期専攻科修了の青田主税さんによる、千葉県房総の農業放棄地を借りたこしひかりの耕作・収穫による新米の販売も好評でした。
これまでの活動を通じて、RSSCは地域社会とのつながりを深めるとともに、参加者同士の絆も強くなってきました。各出店イベントが新たな交流や協力のきっかけとなり、社会貢献の輪が広がっています。今後も多様な地域や団体との連携を進め、さらなる発展を目指したいと考えています。今年も昨年と同様な趣向で開催予定ですが、より一層工夫を凝らしますので、是非皆さんも挙ってご来校下さい。お待ち申し上げます。
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