「今日より明日はもっとよくなる」未来志向のRSSC魂を

                                      森 卓也

 立教セカンドステージ大学(RSSC)で「プラチナ社会におけるアクティブシニア論(2016~19年秋学期)」と「NPO法人の理論と事例研究(2021~25年春学期)」を担当した森です。最初に授業を担当した際、私からみてRSSC受講生の皆さまは「人生の大先輩」でしたが、気がつけば「気のおけない同世代」となりました。人生の折り返し地点を過ぎて、自分自身も今後どう生きていくかに悩むことが増えてきた中、RSSC受講生の皆さまと一緒に「学び合う」という信条で授業を進めるようになりました。私が所属する民間シンクタンク(株式会社三菱総合研究所)は社会課題解決を通じた新事業創出に取り組んでいて、RSSCとは授業以外でも様々な共創プロジェクトを行ってきました。OB/OGも含めて、RSSCの皆様とこれからも一緒に新たな挑戦をしたいと思っていますのでよろしくお願いします。

 昨年の寄稿でも触れましたが、もこの私がRSSCの伝統として必ず授業の中でお伝えしていること、それは「アクティブシニアは過去を語らず未来を語る」ことです。昔の経歴や前職自慢はご法度で、「きょうよう(今日用事がある)」と「きょういく(今日行く所がある)」を喜々と語ることこそが理想のセカンドステージライフであり、それを体現する場こそがRSSCであると私は確信しています。今年は、それに加え「今日よりきっと明日の方が幸せになる」を加えたいと思います。失われた「20年」がいつのまにか「30年」になり、昔は良かったという昭和回顧録の映画が人気ですが、本当にそうでしょうか。昭和・平成・令和を生き抜いてきたRSSCの皆さまとともに、いまの日本は悪くないし、もっと良くなるという前向き・未来志向のライフスタイルを情報発信していきたいと思っています。

 毎年ホームカミングデーには多くのRSSC修了生が久々に来校され旧交を温めることと思いますが、ぜひ「幸せ自慢」で大いに盛り上がってください。

この記事の投稿者

編集チーム 十七期生