「東京六大学野球優勝」を立教大学野球部が、18年振りに決定した5月28日。その2週間後、なんと「全日本大学野球選手権」にて59年振りの優勝を果たし、立教大学野球部は真の「日本一」となった。

優勝した翌日の6月12日(月)の夕方、予定通り池袋西口公園で祝賀セレモニーが執り行われ、その後にパレードが行われた。今回のパレードに合わせ、立教大学本館で提灯(2個セット)と旗が、各¥500で販売されていたが、好評につき午後には完売となったようだった。早々に購入して飾っていた当事務所内を見て、購入できなかったOGらしき方は、「せめて写真だけ」と限定に販売された旗と提灯、そして当ビルの「祝優勝」張り紙をカメラで写していた。その様子から、パレードを楽しみに遠方から駆けつけて来ていたかもしれないと、夕方からの大イベントに大きな期待感が膨らんだ。提灯に付ける「祝優勝」のテープはお渡しできなかったが、限定の紅白提灯を差し上げて幸せのお裾分けをした。

パレードは立教大学吹奏楽の音楽にのせて、華々しく池袋駅前のアゼリア通りから立教通りへと入り、立教大学タッカーホールへと旋風した。パレードを実施するにあたり、立教通り商店街も青のブルゾン(RIKKYO AVENUE)を着用してお手伝いさせて頂いたのだが、学院総務の方との打ち合わせでは、お祝いに集まって下さる予定人数の把握は難しく(何分にも、優勝から何年遠のいていたので)人数を2~3000千人?と見積もっていたが、セレモニーの時間が近づくにつれ何処からともなく、愛校心溢れる現役・OB・OGの方々、立教大学野球部を応援して下さっていた方々が沢山集まっていた。

パレード翌日のスポーツ新聞では、約7,000人と報道されていたが、それ以上の方が集まっていていたように思え、毎年9月に池袋西口駅前で行われている「ふくろ祭り」や「よさこい祭り」より、遥かに多い観衆の数だった。池袋西口公園のセレモニー会場では、喜びを称える人が幾重にも広がり、交通規制された立教大学までの沿道には、本当にビックリするほどの人が、パレードのスタートを今か今かと待ちかまえていた。

パレードは、3台の地元警察の白バイに誘導され、その後にフィアレディーのパトカー、そして団旗を先頭に応援団・晴れやかにオープンカーに乗った選手達へと隊列が続く。立教通りの入り口に取り付けられたくす玉は、地元の子供達によって割られて色とりどりの風船がパレードをより一層華やかにした。沿道から沢山の方々の「おめでとう!」「ありがとう!」の掛け声が響き渡る大学への道、立教通りは文字通り「Victory road」となった。
(7期生 梅本)