ガイド 黒沢永紀氏
5月27日(火)RSSC15期生会の2025年度行事第1弾として、『吉原遊廓跡を散策するツアー』を実施しました。幸いにも天候にも恵まれ、黒沢永紀氏の名ガイドと共に23名の参加者が、江戸時代の遊郭に想いをはせる貴重な一日となりました。
<当日の行程>
東京さくらトラム三ノ輪橋駅(集合) ⇒ 三ノ輪橋駅界隈アーケード街 ⇒ 浄閑寺 ⇒ 矢吹丈(あしたのジョー)の像 ⇒ 大門 ⇒ 吉原遊郭跡(角海老楼跡、お歯黒 どぶ跡、三浦屋跡、赤線カフェー建築、角海老など ⇒ 吉原神社 ⇒ 新吉原弁天池跡 ⇒ 「ナカジマ」(懇親会)

午後2時に三ノ輪橋駅に集合しました。ガイドの黒沢氏を先頭に、イヤフォンガイドを装着した参加者が後に付くかたちでツアーが始まりました。三ノ輪橋駅界隈アーケード街ではレトロな下町気分を味わえ、お店に並ぶお惣菜などの安さに驚きの声も聞かれました。
「遊女の投げ込み寺」で有名な浄閑寺を経て、土手通りを真っ直ぐ進むと、ドヤ街のスター「矢吹丈」(あしたジョー)の像がまちのはずれに立っています。ほぼ等身大のフィギュア像で、結構リアル過ぎてかえって像の存在に気が付きません。
吉原大門の交差点を右折すると、いよいよ吉原遊郭跡のエリアに入りました。ガイドの黒沢氏からは、街の段差から窺がえるお歯黒どぶ(吉原遊郭を囲んでいた溝)の名残、大妓楼であった角海老楼と現在の角海老との関係、江戸期で最も著名な花魁である高尾太夫の生涯など、興味深いお話が伺えました。昨今の吉原は気軽に散策できる街ではないもののドラマ「べらぼう」の影響もあり、江戸風俗文化の文脈の中で偏見なく吉原を訪ねるひとが増えていると感じました。
創業100年の浅草「ナカジマ」での懇親会にはツアー参加者の多くが出席し、大変な盛会となりました。吉原遊郭跡を訪ねて深く東京の歴史を知る、なかなかチャレンジングな今回の企画でした。参加者の皆さまに喜んで頂けとしたら、幹事のひとりとして嬉しい限りです。
15期生堀ゼミ 檜原章二

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