【ユリイカの会】９月セミナーのご案内　歴史の表舞台から消された声の物語を語り直す —もうひとつの『平家物語』—

RSSC修了生・在校生の皆様

9月に入り、幾分秋めいてまいりました。皆さま、如何お過ごしでしょうか。

さて、９月on-lineセミナーでは、古都京都から、西岡亜紀先生（立命館大学教授）に平家物語とそれを素材とする現代サブカルチャーまでを題材に「歴史の表舞台から消された声の物語を語り直す」のZoom講義をして戴きます。日々の暮らしと文化そして歴史の綾に繋がる「学びの秋」スタート！に相応しい内容になると思います。どうぞ、皆さま、ご参加下さい。

【記】

Ⅰ．2022年度9月on-lineセミナー

・日　時： 2022年9月21日（水） 15:00-17:00 （Zoom講座）
・テーマ：　歴史の表舞台から消された　声の物語を語り直す
　　　　　　　—もうひとつの『平家物語』—
・講　師： 西岡 亜紀 氏 (立命館大学　文学部 教授)
　　　　（西岡先生は、2013-2016立教大学で「全カリ」兼任講師をされていました）
・参加料： 1,000円（振込手数料別）

Ⅱ．講師からのメッセージ

　声の文芸はいつも（文字を持たない）民衆とともにあり、民衆のものでもありました。まず、人間の身体にそなわる声があり、物語はその声によって語られ、歌われました。そこに、声を助ける楽器が加わり、また身体動作や絵といった視覚に訴える要素も加わって、より娯楽性やメッセージ性を強めることもありました。寺社の絵解き、街頭紙芝居なども懐かしい風景ですね。

　この春に公開されたアニメーション映画『犬王』やその原作小説『平家物語　犬王の巻は遠い室町時代に声の文芸が民衆とともにあったようすをうまく描き出した異色の作品です。「時の権力や政治の思惑のなかで消された声とその演者」の生き様も軸となっているので、声のチカラについていろいろなことを考えさせる面白い題材となります。講義では、『犬王』を手がかりに、絵解きからアニメーション、SNSまでつながりながら日々変化している「民衆の物語」の過去・現在・未来を考えるきっかけを作れればと思っています。

Ⅲ．参加申込方法

 ・参加申込先：下記のユリイカホームページよりお申込み下さい（2022/9/18締切）
　   ➡「ユリイカの会ホームページ」：　https://eureka-rssc.jimdofree.com/

Ⅳ．その他ご注意事項

 ・ユリイカセミナーの募集対象者はRSSC修了生と在校生です。ご友人等の参加についてはユリイカ事務局へメールでお問合せ下さい。
・Zoom講義に関するお願い事項をユリイカホームページで確認ください。

以上

「ユリイカの会」セミナー　事務局
e-mail address:eureka.rssc@gmail.com