立教大学のある豊島区は、一昨年に日本創生会議から消滅可能性都市と報告されました。商業・文化活動で特に活気があり、外国人にも人気のある日本一の高密都市である豊島区は、高齢単身世帯の割合が高いなど都会特有の課題はありますが、これを持続発展都市とするべく高野之夫豊島区長が先頭に立って対策が練られています。その中で豊島区は、緑豊かな埼玉県秩父市と30年以上も姉妹都市関係にあり、両者の特徴を生かした連携によって少子・高齢化の課題解決が構想されています。

RSSCプラチナ社会創造研究会は、首都圏シニアの立場で、この問題に何等か参考になる提言をさせて頂こうと「豊島区・秩父市シニア共生プロジェクト」を結成しました。1月の区役所での聞き取りに始まり、2月4日に坪野谷先生を中心に12名が秩父市役所と市街地の訪問を行いました。現段階は予備調査の域を出ませんが、われわれは3月11日午後に豊島区役所へ報告書を提出し、これまでの調査活動から得た提言と今後の活動への協力を提案しました。

その報告の日の夕刻に開いた定例研究会で、次年度の8期生による運営体制が披露され、小池久雄代表、岩熊徹副代表、青木美恵総務などの皆さんが紹介されました。次年度から現役生は「プラチナメンバー」、修了生で引き続き活動に参画される方を「ゴールドメンバー」と銘打って、ともにこの研究会を盛り立ててゆくことにしました。