「杏林大学が三鷹市と連携する大学版CCRCの取り組み」
杏林CCRC研究所長 蒲生 忍 先生:2015年10月21日(水)
東京都西部に位置する杏林大学は、医療・保健分野に強みを持ち、その教育と研究の知財を積極的に地域に還元し、地域社会とともに生きるとの方針と伺った。
今日の日本社会は、少子高齢化が大いに課題視され、とりわけ地方都市の衰退が強調されている。しかし、示された資料によると一都三県で2025年に75歳以上の高齢者が572万人となり、2010年から254万人が増加するとみられ、こちらのほうがはるかに大きな社会問題である。その意味で杏林大学は地域の高齢化問題に大学の特色を生かし様々な活動を行うことで貢献している。
杏林CCRC研究長蒲生忍先生(杏林大学保健学部教授)は、米国での研究も長く、米国のCCRCとは何か、その一端が披露された。米国においては"高齢者コミュニティ″のひとつのモデルであり、複数の医療・介護ステージの住まいを結び付けることで、医療・介護ニーズが変化しても住み続けながらケアをうけることを可能にした高齢者のコミュニティを指すことのようである。先生が視察された、いくつかの米国高齢者コミュニティの様子を映像で説明していただいた。
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