2025年7月14日(月)朝から雨が降る空模様の下、立教大学新座キャンパス内にて、奇二正彦先生のご指導によるビオトープ作りに参加いたしました。

 主要な環境問題である生物多様性の減少に対し、解決策の一つ「ネイチャーポジティブな取り組み」として、研究会では市民モニタリングやいきもの調査体験を行っています。それに加え今回は、「社会の持続可能性と環境問題」の講義を担当している奇二正彦先生が新座キャンパスで行っているビオトープ作りを手伝わせていただくことになりました。

 このビオトープは「自然共生サイト」として環境省からの認定及び国際データベースへの登録を目指すプロジェクトで、環境問題へ大きな貢献ができるものです。

 6月に土づくりを行い、7月14日には、立教新座中学校・高等学校の池からいただいた日本淡水生物(モツゴ、メダカ、スジエビ)を、ビオトープに作ったトロ舟の池に移すという作業を行いました。淡水生物を飼うためには水道水をそのまま使用することはできないため、奇二ゼミの学生たちが準備した雨水に栄養土を加えたものを使用。追加の淡水づくりの為、カルキ抜き用の水道水を溜めるにあたり楽しいバケツリレーも行いました。

 6月に作った土によるバタフライガーデン、ハーブガーデンには既に訪れたハキリバチ、セスジツユムシ、ショウリョウバッタ、ダンゴムシなどの虫を確認でき、小さいながらも生態系を意識したビオトープは、少しずつ自然な環境に近づいていくのだろうと感じることができました。今回移した池のいきものの数が増えていくことや新入りを発見することが今から楽しみです。

 また、一緒に作業をしていた学生たちの何でも楽しみながら取り組む様子や、散水ホースの水漏れにChatGPTを活用して対策を見つけるなど当たり前のように生成AIを使いこなす姿には、とても刺激を受け異なる世代との接点を持つことの良さを改めて感じる機会となりました。

 秋には、落ち葉堆肥作りやシジュウカラの巣箱づくりなどが予定されています。研究会では今後も色々な形で「ネイチャーポジティブな取り組み」を実践していきたいと思っています。

RSSCシニアプロボノ研究会 14期 比田井徹夫

15期 長江朝子

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