2016年1月28日の「全カリ」筆記試験で私のRSSC生活は終了した。
この「歴史と社会(バルカン近現代史)」では、多元的な文化を育んできたバルカンが、民族的欲望と列強の帝国主義的欲望によって紛争地域に変貌する過程を学んだ。40数年前授業出席の少ない学生が、「全カリ」授業では全出席であった。
本科での「歴史と現代」で、現在の「パレスチナ問題」は第一次世界大戦期に展開されたイギリスの「3枚舌外交」に起因していることを学び、「キリスト教と思想」ではキルケゴ-ルの思想についてのレポ-ト作成に苦闘した。
修了論文本科で陸軍、専攻科では海軍に焦点をあて、何故米国との戦争という非合理な選択がなされたのかを追究した。
論文・レポ-ト作成、筆記試験準備等、この2年間「学び」を楽しんできた。日米開戦~敗戦、パレスチナ問題、ウクライナ紛争、ヴェトナム戦争、バルカン紛争の「何故」を追究する至福の時間を持つことができ、社会問題(戦争、政治、宗教)を語り合える仲間に出合えたRSSCに感謝している。この4月からは、小説の世界に浸ろう・・と思っている。 (7期生 関根)
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