二期の会「新宿御苑の八重桜を見る会」の報告                     

「新宿御苑の桜を見る会」は2年前にも実施したが、今回は八重桜を見たいと4月9日(火)午後1時に6名が新宿御苑の千駄ヶ谷門に集合した。当初は10日(水)に予定していたが、終日雨と低温予報があり急遽9日に変更になった。9日は夜来の雨も上がり絶好のお花見日和、青空の中に満開の桜が美しく咲き誇っていた。今回も案内役は新宿御苑で桜の木々の養生や次世代の苗木・若木の育成、保存のボランティア活動をされている北澤邦子さん。

新宿御苑の桜は種類も多く、早春2月のカンザクラ、コヒガン、ヨウコウに始まり、4月後半のキクザクラ、カンザシザクラ、カスミサクラ等々長い期間楽しむことができるようである。

      

 苑内は入り口のアルコール類の厳しいチェックのお陰でお酒で騒ぐ人もなく、歩きながらお花見をする人、芝生で寝転ぶ人、子どたちと遊ぶ人、また海外からの観光客などそれぞれ思い思いに桜を楽しんでいて、“日本の平和な春の風景此処にあり”と心和む思いがした。毎年桜便りが届き始めると、何故か心が騒ぐ。桜は寒い冬から春の到来を告げる花であり、また出会いや別れなど一人ひとりの人生の思い出の花になっているからだろうか。

 今回も北澤さんの解説付きで苑内をゆっくり巡ったが、圧巻は今を盛りと華やかなピンク色に染まっているイチヨウ。苑内には約20種の八重桜が植栽されていて、育成のご苦労や楽しみ、また桜に寄せる思いなどもお聞きすることができた。さすが二期の会!ただのお花見とは一味違う学びのある「八重桜を見る会」となった。

 苑内をほぼ一周した後、混雑する新宿門から出て新宿駅東口近くの「ビヤホールライオン」に到着、美味しいビールで喉を潤し、今年の二期の会「新宿御苑の八重桜を見る会」は楽しく終了した。

<世話人:北澤・福田・小杉(記)>