初釜 2019.1.21(月)  参加者27名  晴れ   於 目白庭園赤鳥庵

今年の初釜は1月21日(月)に行われました。会場の目白庭園赤鳥庵の茶庭には、万両が赤い実を付け、池の端には蠟梅の花が咲き、微かに甘い香りを漂わせていました。茶室の床柱には、笠原副会長が懇意にされているお寺から入手された柳の蔓を結び柳に仕立てて、初釜に相応しい紅白の椿と一緒に生けられました。
初釜のお点前は、小村会長が自宅から持参された、金銀の島台茶碗を用いて点てられた濃茶が居合わせた全員に振る舞われました。初釜ならではの、花びら餅の牛蒡と味噌餡の味が濃茶とマッチして、しばらく口中に味の余韻を楽しむ事が出来ました。
小村会長からの年頭の挨拶では「我々のお稽古は上手になるより、茶の湯そのものを楽しむことが大事です」と話されました。
濃茶を戴いた後は、取り寄せた折詰による食事となり、楽しく会話をしながら、皆さんの今年の抱負を確かめる一日となりました。

 

 

 

 

この日の感動を拙い短歌に認めましたので記しておきます。(長谷川洋 詠)

〇初釜の釜より湯気の登り来て結び柳の芽吹くかに見ゆ
〇初釜を終えて帰途付く夕空にひときわ大きいスーパームーン

 

この記事の投稿者

茶の湯同好会