初釜 2020.1.7(火)  参加者20名  小雨  於 目白庭園赤鳥庵

今年の初釜は1月7日(火)に行われました。いつもは1月の後半でしたが、今年は籤運がよく、正月の気分での初釜となりました。会場の目白庭園赤鳥庵の茶庭には、万両が赤い実を付け、池の端には小鳥の餌となる蜜柑の輪切りが吊るされていて微笑ましい光景が見られました。
PM1:00には皆さんが集合して、初釜の準備が進められました。茶室の床柱には、笠原さんが檀家となっているお寺から入手された柳の蔓を結び柳に仕立てられ、初釜に相応しい紅とピンクの椿(加茂本阿弥と三浦乙女)と一緒に生けられました。
最初に、小村会長から初釜に当たって「今年は皆さんが、どんな役でも参加することで、茶の湯そのものを楽しんでください。」とのご挨拶がありました。
初釜のお点前は、小村会長が自宅から持参された金銀の島台茶碗を用いて濃茶が点てられ、最初は女性陣に振る舞われました。初釜ならではの、表千家が用いる紅色の餡を包む白い薯蕷饅頭の味が濃茶とマッチして、味の余韻を楽しむ事が出来ました。
同様に2巡目は男性陣が濃茶を頂き、今年の茶の湯同好会の良きスタートとなりました。
目白庭園の池にはいつの間にか小雨が波紋を描くような天候となりましたが、茶室の中は皆さんの熱気と茶釜から立ち上る湯気で、汗ばむほどでした。
その後、有志の方たち数名が、お薄を点てて皆さんに振る舞われ、初釜の行事は無事に終わりました。
後日、小村会長から「今年の初釜は、案外、皆さんそれぞれに楽しんでいただけたような気します。」とのご感想をいただきました。

最後に新春の初釜に因んで筆者の拙い短歌2首を添えます (長谷川洋 詠)
   雪吊りの庭を眺めつ初釜の茶会は進む目白庭園
 初釜の茶道具一式詰め込みしキャリーバッグを師は運び来る

初釜の茶会風景

 

 

 

 

 

茶会のスナップ(1)

 

 

茶会のスナップ(2)

集合写真

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茶の湯同好会