第5回もののけ会は、暑さの和らいだ秋分の日のお昼に、東京郊外清瀬にある人気の中華料理店「同心居(とんしんじゅ)」でスタートしました。野田先生ご夫妻とRSSC事務局の川上さんを迎え、総勢11人の参加。中華のイメージとは離れたお洒落なつくりのお店で、メンバー厳選のメニューは「たっぷり野菜の塩炒め」、「よだれ鶏」、「ソフトシェルクラブの香味揚げ」などユニークなネーミングでどれも絶品。皆の語らいを盛り上げました。お昼なので上品にグラスビール一杯の約束が、会話の盛り上がりにつれて紹興酒を追加注文するメンバー続出でした。
 食後の散歩はバスで関東地方でも名高い古刹平林寺へ向かいました。
平林寺のパンフレットには次のように書かれています。『平林寺は今から約600年前に現在のさいたま市岩槻区に開山されましたが、徳川時代に川越藩主松平伊豆守信綱公が現在の新座市野火止に移されました。平林寺はとても広く、境内林は約43ヘクタールあります。野火止塚や松平家の墓所などの文化財をはじめ、樹木が多く武蔵野のおもかげをもっともよく残し国指定天然記念物に指定されています。』
 平林寺の紅葉は有名で、毎年秋が深まる頃には境内林が真っ赤に染まり、多くの観光客が訪れます。
紅葉には少し早かったのですが約1時間、木漏れ日を浴びながら、貴重な植生や歴史ある建物を眺め、手入れの行き届いた閑静な境内を散策し、小さい秋を見つけながら再会を期したのでした。
 会の計画や連絡をしてくれた田中譲さん、富田さんありがとうございました。

(記 9期 平松)