RSSC専攻科を2015年度に修了してから早くも7年が経つ。

同窓会のホームページでは、15期生が入学されたとのお知らせがありましたが、変わりゆくコロナ感染症による影響があるなかにも、春からのキャンパスライフを仲間と共に学び過ごされていることでしょう。

「Kissの会」は、7期生がRSSC修了後も繋がるツールとしての発信を続けていますが、そこには同期を超えての繋がりがありました。一昨年の2020年10月6日kissの会へ投稿した内容について、同窓生からの問い合わせメールでした。

Tさん自身が直面している病状の内容が、投稿の内容とそっくりだった事と文面で私がメンタルが強いとみられたようで、直接話しを聞きたいとのことでした。

RSSCの学び舎である立教の正門で待ち合わせ、挨拶と同時にお互いの健康状態の話しから始まり、お互いの治療内容を確認し一喜一憂した時間でした。現在行っている治療に疑問を感じるのであれば、セカンドオピニオンにより納得出来る医者への受診と、悩んでいる事があれば秋山正子先生が関われている「マギーズ東京」(下動画)へ相談することも手段であること位しかお伝え出来ませんでした。

TさんがRSSC10周年記念サイトに関わっていたことから、持参されていたタブレットには同期の皆さんとの写真が保存され、お互いが選択した講義の話しや、参加している研究会RSSCの思い出話しが主となり、治療についての問い合わせというより、在籍中にお会いすることはありませんでしたが、懐かしい旧友に会った感覚で話しが弾んで、更なる情報交換はfecebookでと、再会を約束して別れました。

その後のメールで私の主治医の話になり、セカンドオピニオンとして外来予約を入れた所、幸運にも1週間後に受診することが出来て疑問に思っていた治療内容について、納得する回答を得たと話されていた。配信される旅先の写真を観る度に、体調が安定している様子のTさんの笑顔に安堵していました。

2020年12月31日、年末のご挨拶を久し振りにメールをすると、原発層とは違う入院になったが「来年は丑年だから、牛歩で粘り強く治す」と話されていました。それから2か月後に、fecebookを通じてTさんの会社の元同僚から突然の訃報が入り、「また元気でお会いましょう」と強い握手をしたはずが、哀しい「一期一会」となってしまった事に深く心が悼みました。

「Kissの会」ゲスト投稿をSさんに依頼された5年前、戸惑いながらも続けていた年月は、学びの扉と共に人と人を繋ぐ絆となって導かれていると、今となっては強く感じている。
(7期生 梅本)

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