千石研究会の活動報告

今井敏晴 岩井惠子 岡庭正行
樫村隆男 佐藤勇一 真如紀子
新保美香 鈴木謙二 土居和美

 私達千石ゼミのメンバーは、2018年春の本科修了後、専攻科へ進学、他の大学へ入学、再就職などと、それぞれ新たな路へと歩み始めました。本科生として1年間、千石ゼミにおいて様々なことを学び、修了論文の作成に切磋琢磨してきた仲間達。修了式と共に解散となるのはなんとも惜しいとの思いで、2018年5月より自主的な研究会を立ち上げました。「会」には名称が必要と、千石先生のご了解を得て「千石研究会」と名付け、活動を開始しました。概ね2ヶ月に一度の開催とし、2020年9月時点で千石研究会は13回目を数えております。
研究会の内容は、
 ・ひとつの共通テーマに、様々な角度からのアプローチを試みる
 ・テーマに基づくフィールドワーク
 ・メンバー独自の研究報告
 ・ボランティア活動の紹介
 ・テーマを持った海外旅行の報告
などテーマ毎の担当者による研究発表、事例報告、それに続く全員のディスカッションを行ないます。研究会の雰囲気は、本科ゼミの時とまったく変わりなく、真剣かつ熱心に話し合い、それぞれの意見に耳を傾け、新しい知識に触れることの楽しさを感じております。フィールドワークにおいては、文学ゆかりの地を訪ね、歴史ある町に新たな発見をし、またあるときは上野の古い町並みに外国人アーティストのアトリエを訪ね、新しい日本の伝統美を観賞したりと、テーマを持った町歩きをしています。そして研究会のあとは本科ゼミの時と同様に懇親会となり、会話を楽しみ、美味しいものを楽しむ時間を共に過ごします。50代から80代と幅広い年齢層、様々な人生経験を積んできた人達が再び学びの場をつくり、新たな知識を共有し、親交を深めていくことはとても貴重なことと思っています。
 今年の3月以降は、新型コロナウィルス問題で集ることが出来ないため、オンラインにて懇談会、研究会を途切れることのないよう続けております。この様に私達千石研究会は、千石先生の教えに基づくアカデミックな学びの場となるよう心掛け、今日まで活動を継続し、これからも可能な限り永く続けていくつもりです。
以下に今までの活動の記録を紹介させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

<千石研究会 活動記録一覧表(2018年~2020年)>

開催日 テーマ サブテーマ
1 2018年5月12日 「色」 1.「色」を考える(素材)、(言葉)

2.日本語における色表現

3.建物の色彩計画事例

4.色彩と心理療法(ワークショップ)

2 2018年7月8日 「色」 1.絵画の保護ガラス

2.日本の近代化遺産について

3 2018年9月16日 「色」 1.洋服と色

2.アニメのキャラクターの性格と色の相関性

3.大地の芸術祭は緑がいっぱい

4 2018年11月25日

 

「色」 1.アートにおける「色」について

 

5 2019年2月2日

 

「色」 1.韓国・朝鮮の色

(研究会の前に、上田恵介先生の野鳥観察会:上野不忍池)

6 2019年4月21日

 

「文学を訪ねて」 1.夏目漱石について
7 2019年6月2日

 

「文学を訪ねて」 1.文学を訪ねて

2.夏目漱石の作品を通して

3.イタリア旅行報告

8 2019年7月25日

 

「文学を訪ねて」 1.文学ゆかりの地を訪ねて

(根岸~本郷界隈散策)

9 2019年9月3日

 

「文学を訪ねて」

「横浜と舟運」

1.漱石と子規“友情の柿

2.日本郵船歴史博物館

10 2019年11月10日

 

「南イタリア

プーリア地方」

1.建築的視点を交えて旅の報告

ロマネスクからバロックまで

2.旅で出会った料理の数々

11 2020年1月19日

 

「傾聴ボランティア」 1.傾聴

2.認知症高齢者とケア

3.認知症の症状:中核症状と周辺症状

4.長谷川式簡易知能評価スケール

12 2020年8月9・16日

(オンライン研究会)

「広島」 1.原子爆弾投下

2.広島カープの誕生

13 2020年8月30日

9月06日

(オンライン研究会)

「マンションの老朽化を考える」

 

1.数値から見るマンションの実態

2.マンション、タワーマンションのリスク

3.安心、安全に住み続ける為には

4.マンションの終活(建替え・解消)

5.マンション管理と行政の取り組み

14 2020年10月 4日

(オンライン研究会)

予定

「美術館ボランティア」

<千石研究会 テーマ概要(画像はクリックすると大きくなります)>

 

この記事の投稿者

十期生・ 編集チーム