2016年度の活動を振り返って
設立3年目を迎えた経済・社会問題研究会は、2015年度より一層パワーアップし、会員皆さまの積極的な参画により、年間を通して活発な活動を展開できました。また、昨年度は十数名の9期生が新たに会員に加わり、意欲的に活動しています。
2016年度は、次の3点を重点目標として進めました。
①シニア世代に密接に関連するテーマの選定
②月次テーマ毎に個別グループを結成し、グループ活動を強化
③学外交流を目的に、フィールドワークへの積極的対応
月次定例会での発表概要
2016年度月次定例会では、「子供の貧困と下町子ども食堂」をテーマにしたRSSC修了生の石田真理子氏による講演を始め、会員研究テーマとしては「電力の自由化」、「世界の政治・経済の動向」、「少子化と社会保障の疑問」、「防災対策」、「終活を考える」、「日本の医療」、「格差社会」等、年間を通しての発表件数は23件、発表者数は18人を数えるまでになりました。この結果、当研究会創設以来の累計発表件数は55件に達しました。
どの発表もシニア目線から問題の現象・本質・実態に踏み込んだ内容で、質・量ともに大変充実した成果をあげることができました。詳細は末尾の添付表をご参照下さい。
フィールドワークの概要
フィールドワークは3回実施しました。7月には「最高裁判所」と「憲政記念館」を訪問し、荘厳な雰囲気のある大法廷では先方係官と活発な質疑応答を行い、予定時間を大幅に超過してしまいました。また11月には地域おこしを担っている「小田原箱根商工会議所」を訪問し、地方創生をテーマに現地での実情を踏まえた活発な討議を行い、さらに1月には良質なおもちゃを切り口として子育て支援を行っている認定NPO法人「東京おもちゃ美術館」を訪問し活動状況の視察を行いました。
これらの外部団体との交流は、世の中の実態を把握する上でとても学ぶことが多いことから、今後も継続して行きたいと考えております。
交流会・懇親会の開催
交流会や懇親会が活発なのも当研究会の特徴です。昨年度は、納涼会、忘年会や年度末納会に加え、フィールドワーク後の反省会や個別分科会での交流会と、会員の中にはこれがメインと張り切っている人もいます。
月報の発行
毎月の活動状況は、「研究会レポート」に掲載して月初めに大学のラウンジに掲載しております。研究会の活動がタイムリーに把握できますので、ぜひご一読下さい。
2016年度活動報告書
昨年好評をいただいた「研究会の活動報告書」ですが、今年度も現在鋭意作成中で5月末に発刊を予定しています。刊行しましたら昨年同様ラウンジに配置しますので、お手に取ってご覧下さい。
2016年度発表テーマ一覧
2016年度(2016年4月~2017年3月)は研究発表が23件、発表者数が18人に上り大変活発な活動が展開されました。
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