暑さが続く先日、8月29日(金)、武蔵野公会堂ホールにて、「第25回グロリオーサの会:シャンソン発表会」が開催され、我が4期生の溝渕和代さんが出場しました。昨年の手術の後も、治療を続けながら、元気に練習に励んできての出場です。
1曲目は「鶴」・・・広島の千羽鶴を見てロシア人が作った曲といわれ、「原爆という絶望から生まれた名曲」と言われているそうです。
2曲目は「アンコール」・・老境のミュージカルスターが、若手に席を譲っていく悲哀を歌います。「私は今夜でこの舞台を去る・・アンコール、アンコールと私を呼ぶ声が耳から離れない・・・」 この曲は、溝渕さんのシャンソンの恩師で、東宝の女優でもあり、溝渕さんと同じ75才で逝った北桂子先生をイメージしながら歌ったとのこと。この日、溝渕さんが身につけていたドレス、イヤリング、指輪は、彼女から譲り受けたものだそうです。
圧倒的な声量と豊かな表現力で、情熱的に歌いあげる溝渕さんの曲は、いつものように会場を魅了し、拍手は鳴り止みませんでした。
高知県出身の溝渕さん、高知を舞台にした朝ドラ「あんぱん」の中で、戦死した夫が出征前に、主人公のぶに残した言葉 「絶望に追いつかれないよう、全力で走れ!!」 を胸に、自分も残りの人生を、歌とともに全力で走り続けたい!! と語っています。
発表会には、いつものように4期生の仲間が応援に駆けつけ、大きな声援を送りました。
今後も、この素晴らしい歌声を、ずっと、ずっと聞かせてほしい!!!
(大戸:記)
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