令和4年2月19日」 友を偲ぶ

RSSC9期 玉井 敏明

私にとって2月19日は忘れられない日になりました。
令和3年2月20日会社の朝礼が終わり自室に戻ると携帯が鳴りました。表示画面を見ると登録されていない番号です「はて?」と出ると、女性の声で「早朝からすみません、私、武田隆一の家内です。昨日19日午後主人が息を引とりました、枕元にメモがあり連絡させて頂いています、大変お世話になりました」
“えー”咄嗟に意味が理解できませんでした。「コロナ禍です、全て身内で行ないます、ご遠慮ください」最後の会話でようやく武田君が亡くなった顔も見る事が出来ないのか?ぼんやり考えていました。

武田隆一君とはRSSC9期で一緒でした。ゼミは違いましたがひょんな事から親しくなりました。彼は私が長野県から単身上京しマンションを借り通学しており、年齢もだいぶ違う事に驚いていました。また私が現役の中小企業の経営者だと知り興味を持ったようでした。週末には彼の車で江ノ島、鎌倉、伊豆などに授業で一緒の女性Fさんも誘いドライブしました。特に私が50年以前に新婚生活をした戸塚区小雀のアパートを探して行ってくれた事は大変懐かしく忘れえぬ想い出です。
彼は専攻科に進み広報委員長を努めアクテブシニア研究会を立上げ委員長になり同窓会活動にも貢献しました。
RSSC修了後1年ガンという病に侵され僅か1年で力尽きてしまいました。闘病の合間僅かな退院時に高崎で待ち合わせ、楽しいひと時が最後になりました。

セカンドステージで出逢った友です。長い時間が残されているとは考えていませんでした。しかし、僅か
5年とは・・・・「去る者日々に疎し」と言います、彼と交友のあった方々の心の中に想い出として残って欲しいと願って投稿しました。

平成29年11月、楽しかった浅草散策