今回の春の特別講座では、講師に立教の同窓で、鍼灸あん摩マッサージ師のいながわよりこ氏を招いた。人里へのクマ出没がニュースとなる中、今一度、クマの視点に立って考えたらどうかという、世話人の思いつきからタイトルは「動物に学ぶ気功入門 五禽戯からはじめてみる」となった。さて、講座の様子はいかに。

参加者は、世話人2人を含む14人。広めの会議室の真ん中を実演スペースとして、2班に分かれて、トラにはじまり、シカ、クマ、サル、トリへとたどる。たとえば、獲物を狙う眼光するどいトラをイメージして、膝を曲げ、両手のひらを前に立てて、第1関節、第2関節を曲げた「トラの手」をつくりぐるぐるまわす。つぎに、そのトラの手を、両手首を8の字を描くようにまわす。さらに、応用編では、弓を引くようにして左右にひねった動作となる。基本動作を重ねていくと、難易度も上がっていく。では、肝心のクマはといえば、指先を広げ、第一関節のみを曲げた「クマの手」をつくり、その手で麻雀牌をかき回し、川でシャケをとったり、相撲のシコを踏むような動作をまねた。

いままで例会では、五禽戯をとおしてやったことはなく、改めてその奥深さを知らされた。気功の基本は、人の活動の源である「気」のめぐりをよくし、身体中に行き渡らせること。そのためにも五禽戯を可能な範囲で、毎日実践することが大切だというのが、いながわ氏からのメッセージである。今回の講座は、中身の充実した2時間となった。いながわ氏には、改めて感謝を申し上げます。(事務局)

クマの手をつくる、講師のいながわ氏

最後は、トラ、シカ、クマなどの思い思いのポーズで決める

この記事の投稿者

気心の会