8期生クラブ活動 名画(美術)鑑賞友の会 活動報告書(第12号)

活動テーマ:カリエール展            参加者: 13名
実施日時:2016.11.16(水)11:00~12:00   活動場所: 新宿興亜美術館

鑑  賞  記

 ウジェーヌ・カリエールと聞いて、すぐにあの絵だ、とわかる人は少ないのではないでしょうか。
私自身、事前学習会で初めて知り、カリエールがフランスの象徴主義(目に見えないものを目に見えるものを使って表す)を代表する画家である事。セピア、吟配色などのほとんど単色のimage2霧のような画面を作り出す画家で、なかでも、母と子の様子を描いた「母性」をテーマーにした絵はカリエールの代表的な作品のひとつであることを知りました。また、カリエールは多才な人で文学にも造詣が深く、ゾラやドーテ、ユーゴーなどとも交流がありロダンとは、深い親交があったようです。
 事前学習で聞いても、正直なところ、実際の絵を見るまではあまり興味をそそられませんでした。しかし、今回本物の絵をみて好きな画家の一人になりました。見る人の想像力が掻き立てられ、絵からお話が立ち上がってくるようで不思議な気持ちにさせられました。家族や知人の姿、日々の生活の様子などが神秘的に描かれていました。
image3 絵画鑑賞後はNSビル29階「小粋」でビールも飲みつつ、ランチをしながら、カリエールについての皆さんといつもの意見交換を行いました。家族愛を感じさせられた、斬新な手法に感心した、ロダンとの親交があったこともわかる作品があった等、カリエールに染まった秋のひと時でした。 (古市安美 記)

 

 

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名画(美術)鑑賞友の会主宰 渡邊敏幸 tokyo.tomine-toshi@ezweb.ne.jp

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八期生編集チーム