新年に入り、最初の茶の湯同好会の稽古は初釜から始まりました。
今年の初釜は好天に恵まれ、園内の梅が綻び始めるような陽気の中で、楽しく和気あいあいの内に行われました。当日の様子を、写真を交えてご報告いたします。

 

第22回:2016年1月11日(月・祭日)13:30~16:30 初釜
    於 目白庭園赤鳥庵     参加者:32名

 

茶室の床の間の掛花入には、紅白の椿に結び柳をあしらい、正月のめでたい茶花が飾られました。
皆さんが集まったところで、小村会長から新年の挨拶があり、今年の抱負が述べられました。
続いて参加者は、くじ引きで二手に別れ、金・銀の嶋台茶碗に小村会長が直々に濃茶を点ててくださり、それを皆さんで戴くという、とても印象的な初釜でした。

初釜ならではのお菓子「花びら餅」は濃茶の味を引き立て、誰もが満足できる雰囲気の中で、道具を拝見したり、濃茶点前の作法を学ぶ絶好の機会となりました。
その後、皆さんでゆっくりと会食を楽しむ時間を設け、これからの稽古への思いなど語り合い、散会となりました。

なお、この日の茶花は、紅白の椿が笠原副会長の自宅の庭で咲いたものであり、結び柳は小村会長が銀座で購入されました。また、金・銀の嶋台茶碗や茶入れは小村会長が特別に自宅から持参されました。

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