英会話クラブ(ESC)はパンデミックの影響を受け、かなりの期間ZOOMベースでの活動を余儀なくされましたが、今年の10月より対面クラスを再開しました。改めて英会話の基本は対面であることを実感しています。
対面活動の一環として、日頃の池袋から学習場所を上野に移し、英会話上達のため外国人観光客に上野界隈を案内すべく、ガイド模擬体験を行いました。

 上野は歴史的、芸術的、文化的にも様々な顔を持つ地域で、必ず外国人からリクエストが上がるそうです。予め、ガイド経験者から提供された観光スポット資料を基に、各メンバーが準備を進めました。
11月24日午前9時半、上野公園東京文化会館前にメンバーが集合しました。

「Good morning everybody!」の第一声から上野ガイドの始まりです。秋空のブルーと銀杏の黄色のコントラストが美しい快晴の一日でした。メンバー其々が東照宮、桜並木、花園神社、不忍池、横山大観記念館、清水観音堂、西郷隆盛像、寛永寺、谷中霊園等の観光スポットを担当し、自分なりにその歴史や見所を伝えました。時間が許せば、東京芸大、科学博物館、図書館、美術館なども立ち寄りたかったところです。
 言語は文化の玄関口と言われます。日本の文化を正確に伝えるためには、英語力はもとより知識も必要となります。日本人独特の感性を伝えるべく英語表現も探さなければなりません。ガイド体験から、シニアの私たちでも知らないことが多く、また外国人に伝えることの難しさも痛感しました。「人間は失敗しないと強くなれない」は言葉の世界でも同様のようです。
 緑に囲まれたレストランで、これまでの活動の中での思い出深い事柄や、記憶に残るトピックなど、ESCと自分たちの関りについても語り合うひと時も作れました。
 来年10周年を迎えるESCです。これまで英語をはじめ外国語が仕事上欠かせなかったメンバー、趣味として英会話を楽しんできたメンバー、それぞれの状況は違いますが、今後も英語に関わっていきたいというメンバーの情熱(Carpe Diem/今を楽しめ)を改めて感じた1日となりました。

嶋岡 照代 (3期生)