読書会の愉しみ

 三期生会顧問 神山 利

 本好きの仲間が集まって「読書会」を始めました。メンバーは育った環境も出身も異なります。異なる仲間だからこそ、お互い気兼ねなく話が出来るのかなと思ったりしています。そんな「読書会」を愉しんでいます。
毎回、予め決められた担当班が「課題図書」を選んで「課題」を設定し、参加者が自由に発言をするという形式を取りました。
「課題図書」は明治の文豪の作品、芥川賞作家の作品、海外作品、エッセイ等々様々なものを取り上げて来ました。
昔読んだものでも新たな気づきがあったり、他のメンバーが思いもよらぬ読み方をしていることに驚いたりと新しい発見の連続でした。
多様な価値観の持ち主の皆さんとの意見交換は、何時も心がわくわくします。
設定する課題も、感想を述べ合うだけではなく、主人公のその後を想像しての続編を発表し合ったり、本の帯を作って見たりと、色々な試みを行ってきました。
作家の記念館訪問や、ゲストをお招きしてお話を聴く機会も作ってきました。朗読や俳句にも挑戦してみました。
節目の年には「記念誌」を発行したり、「記念行事」を企画開催したことも心に残る思い出です。
2020年2月、新型コロナウィルスによって、対面による「読書会」も中止せざるを得ませんでしたが、半年後の9月からはZoomオンラインに活路を見出し、今は対面とオンラインによるハイブリッド形式で継続をしています。
この9月で「読書会」もオンラインを含め106回を重ねてきました。
「読書会」のモットーは、自由闊達な雰囲気を大切にしていくことです。
これからも、知的好奇心旺盛な皆さんとの「読書会」を愉しんでいきたいと思っています。

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編集チーム 十四期生