9月25日、14期生会では立教大学名誉教授月本昭男先生をお招きして「旧約聖書の行間を読む芸術家たち」と題して講演会を開催しました。場所はセントポールズ会館、参加者は34名でした。
 旧約聖書に登場する場面や人物も、芸術家によって解釈が異なり、描き方もさまざま。芸術家が旧約聖書をどのように読み、行間も含めてどのように描いたのかを、芸術家のバックグラウンドとともに作品を比較しつつお話しいただきました。対象となった場面は4つ。「エデンの園にて:創世記 3 章 17 節」、「愛児イサク献供:創世記 22 章 1~13 節」、「ダビデとバト・シェバ:サムエル記下 11 章」、「『放蕩息子』のたとえ:ルカ福音書 15 章 11~32 節」。また、描いたのはデューラー、ルーベンス、ミケランジェロ、カラヴァッジョ、レンブラント、シャガールなど名だたる芸術家たちです。絵画のどの部分に芸術家のどういう意図が込められているのかなど月本先生の深淵な解釈に接することができました。旧約聖書には登場しないが、子を思う母親をキャンバスの隅に淡く描いた作品の話など、心に響く貴重な時間でした。

 講演会の後は、月本先生にもご参加いただき池袋の居酒屋で懇親会を催しました。講演会の熱気そのままに先生への質問が相次いであっという間の2時間でした。

 14期生会では、今後ともさまざまな学びを通じて懇親を深める活動をすすめてまいります。

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編集チーム 十四期生