5期生でRSSC修了後、「地域コミュニティでのシニア世代の役割、多世代協働、次世代支援」などの課題に取り組んでいる5期生会員が多数います。

その活動がNHKテレビで紹介されたことの報告です。それは10月23日、NHK「おはよう日本」(朝7時30分から放送)で「子どもの貧困」がテーマになり、5期生石田真理子さんが出演して日ごろの活動を報告しました。

石田真理子さんはRSSC修了後、NPO法人台東区の子育てを支え合うネットワーク理事長。台東区男女平等推進委員。生活困窮家庭の子供向けの無償学習支援、子育てサロンなど、すべての子どもたちが幸せな子ども時代を過ごせるよう、地域の問題は地域で解決する事を目的とした活動を実施しています。

10月23日放送では、「子どもの貧困」(国内で貧困状態にある子どもの割合は16.3%)の実情が報告され、子供たちにボランティアが食事を提供する『子ども食堂』が全国で開かれていることが紹介され、画面では「子ども食堂に通う少女がインタビューに対して「(子ども食堂の)ごはんを食べたときは、すごい心からあたたかくなった。野菜ってこんなにおいしかったっけって。」と答え、私達の隣に住んでいるかもしれない子どもの貧困実態が報告されました。この状況に対してボランティアが子どもに食事を提供する『子ども食堂』を始めたいという人向けに勉強会が開かれ、全国から約20人が参加しました。

参加者は地域で子どもたちと接してきた人たちです。この勉強会に石田真理子さんも参加しており、NHKが石田さんの活動をインタビューしました。石田さんたちのNPOでは現在、小中学生を対象とした学習支援を行っており、子どもたちと接する中で、食の支援の必要性を強く感じたことを紹介しました。

石田写真石田さんは「満足に食事がとれない子どもの背景には、シングルマザーなど家庭の経済的な苦しさがあると考えています。私の『子ども食堂』を始めたいという呼びかけに、地元の友人たちが力を合わせればできるかなって参加してくれました。」と実現したそうです。

この石田さんたちの活動を「石田さんたちは、1人でも多くの子どもを支えたいと考えています。毎日の食事をおにぎりだけでしのいでいた、あの少女。子ども食堂に通うようになってから3年。食堂は、自信を取り戻すきっかけになった大切な場所だと感じています。」と放送では締めくくっていました。

子どもの貧困問題は、現代の大きな課題の一つです。この問題に地域で地道に活動することの意義と、5期生の活動が紹介された番組でした。*写真は、NHK「おはよう日本」Webサイト10月23日から引用しました。

なお、石田さんからのメッセージをいただきましたので紹介します。

「5期生の石田真理子です。昨年3月、RSSC修了後NPOを立ち上げ、地元の台東区で子育て支援、生活困窮家庭の支援を行っております。まだ小さな団体ではありますが、この度NHKの「おはよう日本」で活動の一部を紹介していただきました。子どもの貧困はとても見えにくく、なかなか実感の感じられない方も多いかと思いますが、困っている家庭はたくさんあります。私たちの活動もなかなか経済的には厳しい状況です。ぜひ、RSSC修了生の皆様にもご支援いただければと思います。ご興味をお持ちいただけましたら、下記のホームページをご覧ください。http://taitokonet.jimdo.com/会員-寄付金募集/どうぞよろしくお願いいたします。」

以上ですので、皆様のご支援をお願いいたします。