2015年9月12日からフィンランドのロヴァニエミ市で開かれたマスターズウェイトリフティング世界大会(2015 World Masters Weightlifting Championships)で、昨年のデンマーク大会に引き続き、柴坂さんがみごと3位となり、銅メダルを獲得しました。
会場となったロヴァニエミ市は、首都ヘルシンキから北に400km超のボスニア湾の奥深く、北極圏にあるサンタクロースで有名な森の町です。この地に行くのにも大変なこと。その上に、世界の強豪を相手に銅メダルを獲得することは、並大抵ではないはずです。柴坂さんは、80歳以上のグループでスナッチ36㌔、クリーン&ジャークで38㌔を挙げ、トータル74㌔という堂々の記録でした。
柴坂さんがリフティングを始めたのは55歳の時、すでに26年のキャリアを持ち、世界大会は60歳から出場とのことです。リフティング等について、柴坂さんにお聞きしました。
Q:リフティングを始めた理由は: 学生時代はラグビーをやっていたが、自分の能力を試したかったのが第一。やって行くうちに、一見単純そうなこの競技の奥の深さにだんだん魅かれて行った。
Q:リフティングの面白さ、辛さ: 辛さはない。記録が伸びていけば辛かったことが、すぐ楽しさや励みに繋がっていく。この年齢になると、記録の向上は望めないので、維持できていることが楽しみ。
Q:今大会の思い出: 北極圏に位置する森に囲まれた素晴らしい自然環境の中で競技ができたことは、本当に良かった。昼間は温かでも夜は寒く、その中で見たオーロラはきれいだった。北欧は、ロードレースやローラー付きノルディックスキーなど、短い夏を精一杯満喫するためか、自然を相手に楽しむスポーツが盛んで、そこには必ずハイレベルの指導者がついているのが羨ましかった。
2016年は世界選手権が東京で開催されます。TOKYOでの金メダルを目指して、ますます意気盛んです。 頑張れ!柴坂さん! 😀
*ロゴマーク等は2015World Masters Weightlifting Championships公式ホームページから引用いたしました。
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