10/3(木)、4(金)四期生会「秋の信州一泊旅行」の開催報告

10/3(木)、4(金)に開催した四期生会「秋の信州一泊旅行」に20名が参加した。3日午前10時15分に北陸新幹線上田駅に集合。久しぶりの再会に、皆笑顔、笑顔、笑顔・・・。
まず最初に、上田電鉄別所線、シャトルバスを乗り継いで、「無言館」見学へ。「無言館」は、第二次世界大戦中、志半ばで戦場に散った画学生の遺作を収蔵・展示した全国的にも珍しい美術館だと言われている。塩田平にひっそりと佇む「無言館」で絵画に対面し、この美術館が「無言館」と名づけられた理由が何となく分かるような気がした。

見学後、タクシーに分乗し、昼食場所の「草笛 上田お城前店」へ移動。さすが信州蕎麦の名店と言われるだけあって、喉越しが良く美味しかった。ボリュームも満点。
 昼食後、上田駅まで歩いたが、お腹一杯の身体には丁度良い運動だった。上田駅から、しなの鉄道で小諸駅へ。小諸駅近くの宿泊先ホテルに荷物を預け、夕方の一時を、皆思い思いに、「懐古園」「北国街道」の散策で楽しんだ。本陣問屋、大手門、三の門、商家等に城下町の風情が感じられ、また、明治時代の文豪、島崎藤村が6年間住んでいたこともあり、いたる所にその痕跡が残っていて、当時の風景に思いを馳せることもでき、とても心地良い気分になった。 宿泊先のホテルでは、夕食・宴会、二次会と、大いに食べ、飲み、会話も弾み、とても和やかで楽しい一時を過ごした。

翌朝(4日)は、朝食後、小諸駅からしなの鉄道で軽井沢駅へ。軽井沢駅で4日の参加者と合流し、「軽井沢朗読館」に貸切バスで向かった。
 「軽井沢朗読館」では、青木裕子館長による、今回の旅行で訪ねた上田、小諸、軽井沢にゆかりのある三人の作家の朗読会を開催した(窪島誠一郎「ぜんぶ、嘘」詩集、島崎藤村「千曲川のスケッチ」、芥川龍之介「羅生門」)。時間に余裕ができたので、リクエストで、宮沢賢治「注文の多い料理店」、「平家物語」の触りの部分も朗読して貰った。
朗読館周辺の自然は、軽井沢の街中とは違い、深い森で、カモシカやキツネ、イノシシ等の動物の通リ道になっていて、正に野生の王国という雰囲気を醸し出している。そういう自然環境の中で聞く朗読は格別で貴重な体験が出来たと、好評だった。

昼食は、軽井沢駅近くのホテルマロウド軽井沢内にある「ルミエール」でフレンチ。緑の森に囲まれた隠れた名店と言われているのがうなづける程、美味だった。
送迎バスで軽井沢駅北口へ。午後2時にここで解散。解散後、時間の余裕のある参加者は、旧軽散策等に三々五々出掛けた。

この二日間、雨の心配もしたが、皆の願いが通じたのか天候にも恵まれ紅葉には少し早かったが、秋の信州に心が癒される旅行だった。  (栗原記)