秋の気配が感じられる青空の下、プロボノ研究会メンバーの主要メンバーである岡庭さんの遊休農地(金町駅からバスで10分ほど)にて、春先よりスタートした『遊休農地活用プロジェクト』(別名:さつま芋プロジェクト)の収穫祭&BBQ懇親会を開催いたしました。岡庭さんの丁寧な管理のお陰で住宅に囲まれた広い土地は、都市の中にありながら土の広がる貴重な場となっています(研究会のひまわりプロジェクトにも参加)。
このような自然豊かな遊休農地の活用を試みるべく、今年5月より当研究会にて新企画『遊休農地活用プロジェクト』を立ち上げ、小規模ながらさつま芋の植付けを行いました。そして10月27日(日)、さつま芋の収穫祭と懇親を兼ねて、BBQを楽しみました。
今回はプロボノ研究会のメンバー以外にも、ウクライナの方や日頃アートセラピーで一緒に活動をしているRSSC以外の方たちも参加して、総勢20名の参加者による盛大なイベントとなりました。幼稚園児から高校生までの未成年世代からシニアと呼ばれる年代の方まで幅広い年齢の参加者が揃い、老若男女、多様な方々と世代や国境を越えた交流ができたことは、大変有意義でありました。
さつま芋掘りは、さつま芋の無いウクライナの方、遠い昔に経験のある方など、全員が全くの素人でしたが、皆さん夢中になって畑を掘り起こし、そして想像以上の収穫に大喜び!昨年のおこぼれなのか、植えていないはずの落花生がさつま芋の隙間に育っていて、それも収穫するおまけもつきました。収穫の後のBBQ懇親会では、収穫した焼き芋や茹でた落花生などのも含め様々な食材をみんなで楽しみ、自然の恵みから収穫した作物の本来のおいしさを、たっぷりと味わいました。
また、収穫後の畑には次のステップとして、「クリムゾンクローバー」の種まきを行いました。この植物は空中窒素を固定することで土壌を肥沃にするうえ、育ったものを土にすきこむことにより次の作物の肥料となることができる緑肥植物といわれるものです。すきこみ後にはまたさつま芋を植え、さらに収穫の喜びを期待できるという、自然界の中での好循環サイクルを生みだす取り組みです。さらに、4月ごろに咲く深紅のイチゴの様な花はとても景観が良いとされ、この花を摘むという新たな楽しみも計画しております。
参加していたウクライナの中学生の「街ではない所に久しぶりに来て、気持ちがいい」といっていた言葉が印象的でした。土に触れ、収穫の恵みを受け、循環を知ることができる、そして人と人をつなげる場となる貴重な都市の土地は、まだまだポテンシャルを秘めています。これからも活用を考えていきたいと思いますので、興味のある方はぜひ私たちとジョイントしてみませんか。
RSSCシニアプロボノ研究会 15期生 長江朝子
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代表者 ウイックスかおり rsscsrprobonodsk@gmail.com