2月定例会報告

1.活動日   2016年2月18日(木)13:00〜15:00
2.場所    セントポール会館 すずかけ
3.出席者   13名

俳句は十七音からなる地球上で最も短い定型詩です。その俳句を持ち寄り仲間と
句会を開くというのは、粋で楽しい大人の遊びです。まさにセカンドステージ世代に
ふさわしいものではないでしょうか。というわけで、俳句歴4年をナビゲーターに
あとは全員初心者というメンバーで句会を行いました。各自あらかじめ冬の季語を
入れて3句作ってもらいました。さあ、句会の始まりです。

1出句  短冊に無記名で俳句を書き、提出します
2清記  清記用紙に配られた短冊の俳句を書き写します
3選句  清記用紙を回し、自分が良いと思う俳句を選びます
4披講と名乗り  披講者が選句された句を読み上げ、その作者は名乗りを上げます

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・初詣心静かに手を合わせ
・寒い朝ほのかにかおるおみそ汁
・春を待つ小さき花の芽ふくらむ
・灯の海を抜けて聖夜の観覧車
・二分咲きの梅園ふたりのキョリ縮む
・小豆煮て今日はひとりの鏡割り
・寒空を眺めるばかり一歩出ず
・幼鳥も混じえてカモメ冬渡る

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皆さん初心者とは思えぬ出来で、素質十分。選句で一番人気だった「小豆煮て今日はひとりの鏡割り」を特選とし、その作者に歳時記を贈呈し、句会は終了。
現代俳句の祖、高浜虚子は、俳句を始める人に向かってこう言っています。
「まず十七字を並べてみること、ものをじっと眺めること、じっと案じ入ること」
この句会を機に、俳句が特別な人のためのものではなく、もっと身近なものと感じていただけたらそれでOK。始めの一歩を踏み出したのですから、これから身辺雑記の表現としてどんどん
俳句を作って遊びましょう。
(記:川口)