『第23回日本語スピーチ大会』見学報告
2014年2月18日(日)板橋区立グリーンホール2階におきまして、『第23回日本語スピーチ大会』が開催されました。当日は、プロボノ研究会の活動において、アートセラピーのカウンセラーをしていただいている、ウクライナの精神科医『ナタリア・ブルツェバ先生』が参加するということで、応援&見学してきました。
色々な国から来て日本で生活している、12カ国23名の参加者の日本語スピーチを聞いていると、日本で生活している日本人とは違った感性に多少驚きながらも、流暢な日本語スピーチとその内容に深く感銘しました。
スピーチの内容を一部抜粋しますと、
・自分の人生に名前を付けるなら『変態』と名付ける。なぜなら蝶は幼虫から『変態』して美しい蝶になる。『変態』とは、新しい可能性に満ちた自分に出会うことだから!
(インドネシア 女性)
・失敗を繰り返しても『笑顔』ですべてを受け入れる。そして、自分の失敗を笑顔で話すと、みんなが笑顔になれる。だから失敗は恥ずかしいことではない!
(スリランカ 男性)
・私が日本生きた理由は、生きる場所が変われば、人生が変わると思ったから。だから今は少しつらい生活だけど、この『つらい生活』も、生きる力を蓄える糧だと信じている!
(中国 女性)
・幸せになるために結婚する?この中国人の考え方おかしいと思う。だから私は日本に来て結婚しない生き方を選択した。これが私の生きる道!
(中国 女性)
・絶対にあきらめたくないことは、『絵を描く』ことと『頑張る』こと。この二つの信念で夢を追いかけ努力することで、心が満たされます!
(マレーシア 女性)
最後に、ナタリアさんのスピーチの内容を一部抜粋して紹介します。
・タイトル『千里の道も一歩から』
私はウクライナでは、精神科医として人々の精神的なサポートをしていました。人の気持ちを理解すると、とても幸せな気持ちになれるからです。
日本では幸いなことに、多くの友人たちに恵まれています。彼らはみんな、“本当に望めば何でもできる”と励ましてくれます。それは本当だと思い努力しています。
人生は時に、厳しく残酷なことが起こります。そして私たちも間違えたり、失敗を犯したりすることもありますが、それは自然なことです。
明日何が起こるかはわかりませんが、でも前を向いて生きていくことが大切です。そのために必要な一歩を始めることは難しいことですが、皆さん、小さな一歩を一緒に踏み出しましょう!
(ウクライナ 女性)
日本で活躍している外国人の皆さんのスピーチを聞けたことは、今後の自分自身の生き方に対する貴重なアドバイスであるかのように思え、シニア世代の生き方について、考え直す良いきっかけになりました。
プロボノ研究会 15期 中川 與和
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