「RSSCあどらーカフェ」の活動にあたって、運営側のメンバーを「会議室メンバー」と呼んでいる。顧問の箕口立教大学名誉教授をはじめ、7期の北原さん、8期の宇都宮さん、11期の時田さん、中尾さん、12期の五十嵐さん、堀さん、そして8期の青木の8名である。主に勉強会の企画・運営を行うが、過去には「紹介ビデオ」(https://bit.ly/3RaCMpU)の作成もおこなっている。

2023年3月、コロナ禍ではZoomで開催していた勉強会だが、久しぶりの対面での勉強会、懇親会を開催した。恒例の箕口先生の講義の後のワークは初の「KJ法」を行った。グループごとの発表は懇親会までもつれる盛り上がりであった。

9月にも勉強会、懇親会を実施した。これまた初の試みで、「コンセンサスワーク」を取り入れた。短い時間ながら、グループごとに深い話し合いができていたようだった。新たなメンバーが参加してくれたのも刺激になった。

10月には「ホームカミングデー」の発表会に同窓会よりお誘いをいただき、参加することになった。その際私たちの活動をただ単に紹介するだけでなく、みなさんに楽しみながらアドラーの考え方を知ってもらうにはどうしたらよいか、「会議室メンバー」と話し合った。その結果、「定年後の人生を変えるアドラー心理学」(八巻秀著 講談社)を参考にしたロールプレイを実施することにした。内容は箕口先生演じるバーのマスターと、最近妻に冷たくされている男性客(北原さん)とその友人(中尾さん)のやりとりだ。「『ありがとう』は魔法の言葉」をコンセプトに、人間関係を円滑にするためにアドラーの考え方を交えて演じてもらった。この発表の後、何人かの感想を聞くことができた。「箕口先生のマスター姿が似合っていた。」「『あどカフェ』のアットホームな感じが伝わってきた。」「妻にありがとうはいつも言っています。」「今度は女性目線で見てみたい。」と様々な意見をいただいた。「あどカフェ」にとって、貴重な体験となった。

なお2024年は2月に第17回目の勉強会を開催する予定だ。今年もできるだけ多くの方に楽しんで参加してもらえるように、「会議室メンバー」一丸になって企画・運営していきたい。

8期 青木 美恵