RSSCホームカミングデーに寄せて
2023年度から本科ゼミナールを担当することとなりました和田と申します。理学部化学科に所属しており、日々、四号館で人工光合成やエネルギー変換に関する触媒の開発を行っています。本ゼミナールには9名の本科生が所属し、修了論文に向けて、毎回楽しく議論しています。様々なバックグラウンドをもっている方々との議論は、私自身も初めて知ることが多く大変に刺激になっています。根っからの理系である和田から、理屈っぽい質問にもめげず(?)、全員が意欲的に調査研究に取り組んでいらっしゃり、その熱意に感服するばかりです。修了生の皆様も、きっと在籍時は同様に熱い議論を戦わせていらっしゃったことでしょう。そういった姿を拝見する度に、学問の基本を思い出さされます。本来、学問や研究は自由であるべきなのですが、いつしか「論文を書かなくちゃ」「予算獲得のために」などと考えて窮屈になりがちです。セカンドステージ大学には、「学びを楽しむ」本来の学問の姿があるように感じています。セカンドステージ大学修了生の皆様の、今後のご健康とご活躍を祈ります。
RSSC本科ゼミナール担当 和田 亨