「フィリピンに本をおくる会」の活動が、本になりました!
RSSC4期生の金子多美江さんが、「フィリピンに本をおくる会」のこれまでの活動を本にまとめました。
この本は、1995年に小学校教員を定年退職した金子さんが、フィリピン僻地に教育支援を行っているボランティア団体「ジョエス」が作った識字学校を視察に出かけたことから始まる、20数年にわたる感動の活動記録です。
フィリピンの山奥、電気もない、トイレもない、食料も不足、竹で囲っただけの家が並ぶ極貧の村々。政府の手が及ばず、学校もなく、多くの子供たちは、放りっぱなし・・・・・子どもたちのこの状況に大きなショックを受けた金子さんは、フィリピン行政への怒りとともに、「このままで良い訳がない、なんとかしなくっちゃ!」と。 その時子どもたちに日本の絵本を読み聞かせをしたところ、皆、目を輝かせて大喜び。この村々の子どもたちに何かできないかと考え、日本の本を送る決心をしたのでした。送るための本を集め、タガログ語に翻訳し、それを絵本に貼り付け、現地に直接届ける・・・この途方もない作業を始めたのです。そして、今では現地に図書館を3館もつくり上げるまでに。
この沢山の本のおかげで、下を向いてばかりいた子どもたちが字を覚え、学び、まっすぐ前を向いて、世界への目を開き、成長していくのです。
2015年、ボランティア団体「ジョエス」は、メンバーの高齢化により解散しますが、その後も金子さんはたった一人で「フィリピンに本をおくる会」を立ち上げ、子どもたちに本を送る活動を続けます。RSSCの仲間も「応援団」を立ち上げ、本を送るための作業のお手伝いを開始。編み物サークル「あむあむの会」は、編物作品を作って販売し、本を購入する資金を提供。そのほか支援・協力いただいた団体・グループは十数以上と、沢山の方々がこの活動を支え続けています。
これまで送った本の数は7500冊以上、最近5年間に送った荷物は、50キロ入り段ボール46箱、本や生活支援品、学用品等14回にわたり送られました。
現在「フィリピンに本をおくる会」の活動は、「シニアの再チャレンジを支援する会」(略称『さいちゃれ』)に引き継がれ、これまで以上に活発な活動を展開しています。
皆さんもぜひ、この本を手に取ってみてください。ただ、ただ、感動!!です。
そしてあなたも、この活動に参加したくなるのでは……
*「ありがとう リブロ・シェラマドレ!」
~フィリピンの片隅の小さな図書館の話~
タガログ語に変身した絵本が次々に海を渡って図書館に運ばれた。
<沈黙の文化>が根付いた村が、本と紙芝居で変わっていく。
子どもたちとつながった絆物語、泣き笑いの記録 ―――――
*この本に関する問い合わせは、「シニアの再チャレンジを支援する会」へ。
4期生 大戸澄子
NPO 法⼈ シニアの再チャレンジを⽀援する会
〒171-0044 東京都豊島区千早 4 丁⽬ 38 番 5 号 ホリモトビル 101
TEL: 050-3700-5040 FAX: 050-3488-1763
E-mail: seniorrechallenge2@gmail.com
https://senior-rechallenge.jimdo.com
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