紙芝居「マテイアスと月」優秀賞を受賞いたしました(シニアの再チャレンジを支援する会)

 2021年の紙芝居文化推進協議会 第21回手作り紙芝居コンクールの応募に「マテイアスと月」「昨日・今日・明日」「私たちはできる」の3作品を出展いたしましたが、「マテイアスと月」がジュニアの部優秀賞を受賞いたしましたので、ご報告いたします。なお製作はラトン第三図書館の下記メンバーです。

 また、11月27日(土)紙芝居文化推進協議会開催の第21回紙芝居コンクールが開催され、紙芝居の実演と表彰式が行われました。さいちゃれは、ミレナさんアイシャのメッセージ代読、岩渕さん紙芝居の代演を行いました。また表彰式では活動代表の金子さんが受賞し、副賞として絵具を頂きましたので現地に届けるようにいたします。

(実演と表彰式の模様は、下記を参照下さい。)

(紙芝居コンクールの受賞作品「マテイアスと月」の動画は下記参照下さい。)

作品制作の裏話

当作品を制作したアイシャ及び制作を指導したマリスより作品制作の裏話が届いていますのでご紹介いたします。

(アイシャのコメント)
 みなさん、こんにちは、私の名前はフィリピン出身のアイシャ・アビオです。11歳の6年生です。 「マティアス・アンド・ザ・ムーン」というタイトルのストーリーを作りました。基本的には、もう一方が利己的であるために互いに戦う兄弟についてでした。それは私の話だったと言えます。以前私には6歳の弟がいて、両親は彼だけを目の中に入れても痛くないくらい愛おしくしていたため、彼が生まれたとき少し嫉妬していました。取り残されたと感じるたびに、子どものいない叔母の家に行っては、愛を感じていました。
私が作った話では、月はマティアスの安全な場所であり、実生活では、私の安全な場所である叔母の家のようなものです。 残念ながら、弟は亡くなり、彼が長い間病気であることに気づきました。そのため、両親はその時彼に特別な注意を払っていたのです。
月が太陽から光を失ったときの話は、私が感じた悲しみを象徴しています。また姉として理解されていないことに罪悪感を感じたものです。数年後、母は2歳の女の赤ちゃんを出産しましたが、以前のように私はわがままな姉ではありません。妹が大好きな姿を、弟に見せたいと思っています。

アイシャ・アビオ

(マリスのコメント)
 紙芝居作りの途中で山を訪れたとき、マガタとラトンの子供たちがどんな話がいいかという話し合いをしていたので、彼らの経験に基づいた物語を作るように言い「We Can Do It!」や「マティアスと月」が作られました。
「マティアスと月」は元は、悲しい物語で書かれていました。私は彼らにそれをより軽い物語にするようにアドバイスしました、そしてそれは幻想的な物語となりました。アイシャはキャラクターを2人の男の子にすることにしました。私にはマシューとアダムという名前の甥がいるので、マシューとアダムのタガログ語の名前であるマティアスと、ダムエイ(Dam-eyと発音されます)にしました。 マガタとラトンの子供たちに、物語を描いて書くのを手伝うように教えるのは楽しかったです。

マリス・メンデス

展示会場では、受賞した「マテイアスと月」と共に、出展した「昨日・今日・明日」「私たちはできる」の2作品についても展示されました。

(写真左から、代演する岩渕さん、会場に展示された他の作品、受賞作品の前で、表彰状)

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この記事の投稿者

八期生