詩心気心で、なお、コロナと生きる

2021, 10, 01
渡辺信二

 コロナ禍の下にいますので、本日は、マスク姿の写真で失礼します。

 終活の基本は、断捨離ですが、最後に捨てるのが、わが肉体です。なかなかに別れがたいですが、必ず訪れるはずのフレイル(脆弱期)から被介護期を経て終末に至るまでを、なるべく短くするよう、逆に言えば、健康寿命がなるべく天命と重なるよう、とりわけ、コロナでは死なないと思いながら、今でも、鍼灸や気功をしています。みなさんも、どうですか、続けていますか。とにかく心身の健康維持です。ただし、それは目的ではありません。
 中国は、コロナ発祥の地と言われますが、21年9月28日現在、累計感染者数96,106人で世界第111位。第1位のアメリカは、感染者数が4300万人を超え、死者も70万人に近い。日本は、169万人以上が感染し24位前後です。でも、だからと言って、専制政治がいいわけではない。孔子は、賢人政治を説きましたが。ちなみに、韓国は75位、台湾154位とのこと。
 米中の対立が、政治的、経済的、外交的、さらには、軍事的に世界の緊張を高めています。中国には、漢字、漢方薬、鍼灸、気功、中華料理とお世話になっていますが、他方、この50年間、私は、ひたすらにアメリカ文学を研究してきたために、近代民主主義、個人主義の思想も、個人的発想の原点になっています。
 世界は、今なお酸素を消費し続けながら、混沌としています。
 中国の政策が、先富論から共同富裕に変わります。変換期、経済はギクシャクするでしょう。
 アメリカは、アフガニスタンで一敗地に塗れ、しばらくは、他国に軍隊を出せないでしょう。
 日本の役割は何なのでしょうか。近づく総選挙の結果がすぐに出ますね。

 

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編集チーム 十一期生