2014夏のミラクル

7期生顧問 木村 栄作 

 2014年9月、RSSC7期生は夏の清里合宿に向かった。盛り沢山な企画があったが、目玉は、なんといってもキャンプファイヤーだ。現地の天候悪化で、過去に何度か中止になっていた。実行委員会も迷った末、初日の午後7時に決定した。山の天気は変わりやすい。そこで、ちょっとした奇跡がおこった。

 バスが清里高原に近づくにつれ、雨模様になった。到着後窓の外を気にしながらも、予定通りプログラムは進行した。さて午後7時近くなっても、雨が止む気配はなかった。実行委員が集まり最終決定を相談、委員長に判断を委ねられたので「やりましょう!、雨はやみます!」と即断した。しかし、今思えば何の根拠もなかった。

 小雨の中、実行委員が薪やアトラクションの準備をした。いよいよ午後7時の予定時間になったとたんに、雨雲がっさっとなくなり、雲間には月が顔をだした。キャンプファイヤーは予定通り終了した。また終了後全員宿舎に引き返した直後、雷鳴と共に豪雨となった。私たちは、なんとついているんだろう!こんなことは経験したことがなかった。ちなみに翌日の午後7時ごろも豪雨となった。合宿終了後、会う多くの仲間から「持ってる」ねとの賞賛が、その後の自分の矜持になった。これは、当時の参加者のリアルな貴重な思い出で少しも「盛った」ものではありません。月もちゃんと出てました。多分生涯に最初で最後のミラクルだったのでは?

 現在、私たちを含め、全世界の人々が目に見えない「コロナウイルス」という疫病に苦しんでいます。いままでの「常識」が一切通用しない、新しい不透明な社会に移行してしまいました。こういった時でも、これまで無事に過ごせたことや、現在ある周囲のすべてに感謝して前向きに生きていきたい。また、現在でもzoomを使ったオンラインサロンなどを通して、RSSCの仲間と交流ができることが大きな宝物だ。今、生きていることに感謝し、すべてに対してポジティブに生きていくことが最重要だ!

次回は8期の石原さんにバトンをお渡しいたします

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編集チーム 十一期生