「自治町内会(会長)活動のすすめ」

一期生(同窓会顧問) 白井 誠一

 私は地元七里ガ浜二丁目自治会(世帯数370、(内)セカンドハウス50)の会長を5年間務めています。

 会社勤めをしている時は、近所付き合いは殆どなく、もちろん自治会活動は家内任せという状態でした。更に、RSSC修了後は、直ぐに山梨県上野原市でNPO法人を立ち上げ、限界集落の活性化に取り組んでいましたので、その間も全く地元の地域活動に無関係でした。

 ところが、数年前、友人からの「もうすぐ高齢者になるのだから、住んでいる地元を大切に(貢献)すべし」というアドバイスを契機に、自治会活動に挑戦してみましたら、これが結構、楽しい!!

 活動に携わる手順は、まず、自治会の会長(または役員)になることから始めます。役員交代時期(殆ど毎年4月位)に「成り手のいない会長職」に手を挙げれば、かなり高い確率で選ばれると思います。

 別に会長でなくともよいのですが、会長に就任すると「地域の代表(顔役)」として地域内の住民はもとより、近隣町内会の幹部、市長はじめ地元出身の市議会議員や市役所職員、地域内の小中高校の先生方等、新しい多様な人々との付き合いが始まります。

 年間の主な行事としては「夏祭り」「市民運動会」「防災訓練」「氏神神社の祭典」「新年会」等があり、これらは近隣も含めた住民同士の交流の場となります。

 私の地域は「中年のリッチサーファー」の転入が多いことから、これらの住民を対象とした「青年団」「子供会」を結成。一方で高齢住民には「老人会」の設置など、年齢や趣味に応じた住民の拠り所を提供しています。

 一方、会長には、住民から「ゴミ問題」「公園利用問題」「騒音問題」「道路・交通問題」」等々、様々な課題の解決が求められますが、一人で抱え込まないで、課題毎に当事者や問題意識の高い住民で構成する専門委員会(プロジェクト)を立ち上げ、その検討結果を役員会へ答申(提案)してもらう仕組みが住民を巻き込む点で有効だと思います。

 ここまで、読まれた皆様は、自治町内会活動は忙しく、大変なことばかりではないかと思われるかもしれませんが、RSSC修了者は地元地域活動に貢献してみたいと考えておられる方も多いと思いますので、是非、チャレンジされることをおすすめします。

 先日、引っ越して来た若い住民から「自治会活動ってこんなに楽しいと思わなかった」と言われたのが一番、嬉しかったですね!!

※次回は、2期の秋吉秀人さんにバトンをお渡しします。お楽しみに。