今年のゴールデンウィーク後半の2日間、初めて仙台を旅する機会を得た。前々から一度は訪れたいと思いながら、新幹線で通過することはあっても、仙台をゆっくり旅する機会が不思議となかった。今回は、時間の許す限り目一杯、名所旧跡の見物や名物の食べ歩きを楽しんだ。

仙台は東京から新幹線「はやぶさ」で1時間半余りと意外と近いことに今更気がついた。同じ東北でも、毎年のように訪ねる「太極拳のまち」喜多方(福島県)と比べてもその交通の便の良さを実感する。喜多方には趣味(ライフワーク?)の太極拳がらみで行くのであるが、新幹線・在来線(福島経由)で3時間半ほどかかる。喜多方との比較感からも、「杜の都仙台」は、遠方にあるという自分の勝手なイメージより、時間的には遙かに近かった。

旅のガイドブックによれば、仙台市は、人口では百万人を超え、秋田県、山形県の総人口より多く、東北随一の産業・文化の中心都市である。また、仙台市は、秋保(あきう)温泉やいくつものサクラの名所があり、東北三大祭りの一つ「七夕まつり」でも有名で、観光客にも大変人気があるとのこと。さらに個人的興味としては、昔一時ブームとなった渡辺謙主演のNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」(1987年)の影響もあり、仙台といえば、どうしても仙台の開祖である伊達政宗を連想する。実際、観光スポットも伊達政宗ゆかりの場所や建物が多いようである。

今回の仙台旅行での第一日目は、仙台駅を中心に歩いて市内を探索。駅周辺の商業施設、榴岡公園(歴史民俗資料館が隣接)、楽天生命パーク宮城球場(東北楽天ゴールデンイーグルス本拠地スタジアム)等に足を運んだ。二日目は早朝から、15分間隔で運行している市内観光にバス、「るーぷる仙台(カラフルなヨーロッパ調のおしゃれな外観)」に乗ってみた。仙台駅を出発して、青葉通、瑞鳳殿、仙台城跡、宮城県美術館など、見所15カ所の停留所を経由し、仙台駅に戻って来る。1日乗車券を買えば乗り降り自由で非常に便利である。仙台駅から約20分の「仙台城跡」近くのバス停では、ほとんど全ての乗客が降りた。バス停から坂道を少し歩き、仙台城(青葉城)跡に登り着くと、想像より大分大きく立派な「伊達政宗騎馬像」と観光客をもてなす「伊達武将隊」が待ち構えていた。それぞれには既に大勢の人垣が出来ていて、外国人を含む観光客が熱心にスマホやカメラで写真を撮り続けていた。また、城跡からの眺めも最高で、仙台市を一望できるスポットとしておすすめである。

仙台名物の食べ物といえば数多くあるという、、、、牛タン、仙台牛、ずんだ餅、笹かまぼこ、牡蠣、はらこめし等々きりがないようである。今回は魚介類を中心に、新鮮な握り寿司、オイスター料理、穴子天丼、ずんだ餅・スイーツ等を満喫した。おかげで体重が2キロ近く?増えたようである。

今度の2日間の仙台旅行は、観光でも食べ物でも仙台の良さの一端に触れ、充分楽しむことが出来た。とは言っても仙台にはまだまだ見所が数多くありそうである。近いうちにもう一度是非訪れたいとひそかに思いはじめている。
(7期生 北原)

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