2月4日(月)Kissの会:第7回編集会議が都内某所で行われ、その後の会食は「近畿大学水産研究所銀座店」。言わずと知れた近大マグロをはじめ、マダイ、カンパチ、シマアジなど近大卒のお魚クンたちが勢ぞろい。参加者一同大満足で、研究所ゆかりの紀州の地酒を楽しみながら、多くのことを語り合いとても有意義なひと時を過ごすことができました。
RSSC Webサイトへの投稿サークルとして活動しているKissの会の編集会議は年2回、決して多くはありません。半年ぶりに顔を合わせるメンバーもいますので、「ご無沙汰です!」というあいさつも口をついて出てきますが、実はそれほど“久しぶり”という感じがしないのです。それはなぜか……。

やはり、原稿用紙3枚前後の文章の力は絶大なのです。私はメンバーから提出された原稿をRSSC Webに掲載しています。作業の手順として二度三度と投稿文に目を通すことになるのですが、読むたびに新たな気づきがあるのです。文章には文言が伝えること以外にも個々人のリズムや味わい深い響きがあり、執筆者の個性を感じるのです。結果として、その人としっかり向き合って話し込んだときのような効果を生むのかもしれません。また、メンバーだけでなく、7期生会有志にゲスト投稿者として参加を呼び掛けていますので、時には懐かしい友人から手紙をもらった気分で読ませてもらっています。こうしたところにいつもと違う“心地よさ”を感じているのは私だけではないと思います。

昨今、人と人との“つながり”が希薄となってきたことへの警鐘が鳴らされています。NHKの造語では“無縁社会”、社会学用語としては“社会的紐帯(チュウタイ)の喪失”などと言われています。また“絆”という言葉がもてはやされるように、多くの人々が新たな“つながり”を模索しているのも事実のようです。
私自身、電話で話す機会は激減しました。LINEのスタンプとか、facebookの“いいね!”とか便利なSNSが豊富にあり、うまく使えばそれなりにコミュニケーションは維持され、絆らしきものが広がっていくようです。でも、何か物足りなさを感じることもあるのです。それは会話では相手の表情や息遣いがダイレクトに伝わる迫力があり、文章には読者を意識しながら、自分の考えを整理して、言葉を選んで伝えていく楽しみがあるからです。

3年前、5人のメンバーでスタートしたKissの会の活動は現在メンバー11名、それにゲスト投稿者を加えると総勢37名まで広がりました。投稿の内容をざっくり言えば「最近あったこと、考えたこと、思い出したこと」などが丁寧にケレン味なく描かれています。同じ釜の飯を食った仲間が一定の時間を費やして仕上げた作品です。月数回の“読み物”としてこれ以上のものはありませんが、一方で書く側の魅力も捨てがたいものがあるのです。
そこで是非とも“読者”としてではなく、“書き手”となってご参加ください。Kissの会では自らのWebサイトを運営していますので、それぞれの作品がそのままWeb上に記録として残る仕組みになっています。そうすると“紐”か“帯”かは別として、なんらかの“つながり”を実感できると思います。複数回の投稿も歓迎します。 7期生の皆さん!!今後ともKissの会をよろしくお願いいたします。(7期生:石巻)
※写真提供:梅原さん

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