平成30年1月24日(水) 二期の会では、午前中「川崎大師初詣・写経」、午後から「味の素工場見学」を実施した。

まだ雪の残る中ではあったが、好天に恵まれ穏やかな冬の一日を満喫することができた。参加者は9名で、初めて川崎大師を参拝する人が殆んどだった。境内はまだ1月中でもあり、初詣の団体客で賑わっていた。本堂を参拝後、境内を散策して写経道場にて、写経・般若心経(266文字)に挑戦した。お香が焚かれた静かな室内で日頃の雑念を払いつつ約1時間集中して写経を続けた。皆「とても良い修行ができた」、「満足感を持つことができた」との感想。其々が祈願を込めて書いた写経は寺院の本尊に納経して川崎大師を後にした。

昼食を済ませた後、京急大師線の電車に乗って一駅移動し「味の素川崎工場」に行った。工場見学には、“うま味”を五感で体験する「味の素」・「ほんだし」・「Cook Do」の3つのコースがあるが、われわれは、「ほんだし」コースを選んで見学をした。

このコースは、最初にうま味と共にあった日本人の食の歩みについて360度の映像による説明があり、その後、広い工場内を専用のバスで移動して、7階建てのほんだし工場を見学した。この工場には焼津漁港(静岡県)、枕崎漁港(鹿児島県)に水揚げされ加工されたかつお節が運び込まれるとのこと。案内の方から「ほんだし」を製造する工程の説明を受け、またかつお節削り体験もしながら見て廻った。最後に、味の素とうま味について味噌汁、おにぎりで試食体験をし、1時間半の楽しく盛りだくさんな見学は終了した。

1908年池田菊苗博士によりうま味の成分はL-グルタミン酸ナトリウムであることが発見され味の素が生まれたが、今では海外の味の素の工場でも生産されているそうだ。食文化について学ぶことができ、更に帰りにはお土産まで頂いた。10時半に現地に集合し、午後3時現地解散で「川崎大師初詣・写経・味の素工場見学」を予定どおり無事に終了した。

(世話人:小杉・福田・秋吉(記))