御挨拶

RSSC副学長 立教大学文学部教授

加藤 睦

s_写真(加藤睦先生)この4月に、上田恵介先生から立教セカンドステージ大学副学長の職務を引き継ぎました。過去3年間、RSSCで日本古典文学の中から、古今和歌集→源氏物語→歌物語・和歌説話を順番に講義して来ました(受講生の皆さま、御愛顧ありがとうございました!)が、今年度は諸般の事情で講義はお休みし、本科のゼミナール・修了論文を担当しております。実は、私の所属する文学部文学科日本文学専修には「ゼミ」というものはなく、また以前務めておりました東京水産大学(現東京海洋大学)でもゼミナールとは無縁であったため、生まれて初めて「ゼミ」を担当することになり、〈若葉マーク〉教員として、受講生の方々といっしょに試行錯誤を重ねながら、楽しく取り組んでおります。

RSSCは、文部科学省の委託事業(2015年度)に採択され、去る3月2日、池袋キャンパスで、「長寿社会における生涯学習政策フォーラム2015 in 立教大学」というカンファレンスを開催しました。開催にあたっては事前の準備、当日の発表・議論・運営に関し、修了生・受講生の皆様の多大な助力を得て、無事有意義に開催・終了することができました。篤く御礼申しあげます。当日の活動をまとめた報告書を作成し、RSSCのホームページに掲載しておりますので、お読み下さいますとありがたく存じます。

同カンファレンスには、韓国から50+KOREANというNPOの研究所長をお招きして講演していただきました。このNPOは、シニア世代の生活の質を向上させることを目的に活動しており、昨年10月にソウル市で開かれたカンファレンスで、私がRSSCの活動をテーマに講演した際につながりができ、交流を重ねております。日本にやや遅れて高齢化が急速に進行しつつある韓国では、シニア向けの教育プログラムの開発・実施への関心が高く、つい先日5月12日に釜山市で行なわれたカンファレンスにも招待され、RSSCの設置の目的、プログラムの特質についてご紹介してきました。

皆さまの母校RSSCは、このように海外でも注目され始めております。私も、ゼミ担当者として、また副学長として、がんばって取り組んでいく所存であります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

この記事の投稿者

八期生編集チーム