10年目のポエム

10期生 土居 和美

 2017年、期待と緊張を胸に立教の美しいキャンパスの門をくぐったあの日から、今年で10年目になります。夕暮れ時から始まるゼミは昼間の若々しい喧騒と打って変わって、静かな大人たちの学びの時間でした。今でもその時間を思い浮かべると凛とした静謐な空気が蘇ってきます。そこで出会ったのが千石先生のもとに集うゼミのメンバーです。

 千石先生は「目に見えてくるものを記録しておくと、羅列だけでも1つのポエムができる」と教えてくださいました。卒業後、私たちは「千石研究会」を立ち上げ、様々な活動を続けてきました。その歩みをメンバーの佐藤さんが記録してくださっています。その資料を眺めると、先生がおっしゃった通り、10年間の軌跡が立ち上がってくるように思えます。

 当初「色」をメインテーマに据えて、色にまつわる個人の興味を発表していましたが、現在は各人が関心のあるテーマを決めて発表するという形式が定着し、災害からAIやアニメまで幅広いテーマでの発表が行われています。また、「大人の社会科見学」と称して、門司や福井への旅行、JAZZの鑑賞会や対話型絵画鑑賞会などが行われました。メンバーの提案から興味深い催しが次々と生まれてくるのも千石ゼミの特徴でしょうか。

 最近では7月に茅ヶ崎海岸でBBQを楽しみ、8月にはZoomでの研究発表、10月には芋掘り、そして11月には米寿を迎えるメンバーのお祝い会が予定されています。メンバー全員が何となく助け合いながら緩く楽しんでいるこの形が心地よいのか、あるいはメンバーの相性がラッキーだったのか、活発な活動が続いています。あと3回の活動で50回を迎えるため、どんなお祝い会をするか時々話題になっています。

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編集チーム 十七期生