RSSCプラチナ社会創造研究会 総会実施報告(2016年第2回)
RSSCプラチナ社会創造研究会では下記の内容にて2016年第2回総会を開催しました。
■ 期日:2016年11月9日(水)13:00~14:30
■ 会場:セントポールズ会館(芙蓉)
■ 6期 (2名)・7期(9名)・8期 (7名)・9期 (6名) 計24名
《 2016年度活動状況報告 代表 8期生小池久雄 》
プラチナ創造研は、豊島区主催の『秩父市民と豊島区民が地方居住を考えるワークショップ』のファシリテーター役を無事終え、秩父市久喜市長と豊島区高野区長への「政策提案発表会」の準備を進めているところです。このプロジェクトは、5期生から7期生のゴールド会員と、8期生、9期生の在校生会員が参加する、たいへん有意義な、自治体連携のプラチナ社会創造活動でした。ご支援賜わりました全会員の皆様に、厚くお礼申し上げます。
さて、第2回総会は、この経過報告と、7期生の清水誠さんに『訪日外国人2000万人到達~観光立国の行方~』を演題にご講演いただきました。 (代表 小池久雄)
1.『秩父市民と豊島区民が地方居住を考えるワークショップ』の経過報告 副代表 8期生 岩熊 徹
豊島区が「消滅可能性都市」と指摘されたのを機に、同じく指摘された秩父市との「姉妹都市提携」を活性化させようと、このワークショップが企画された。ワークショップは今年の7月、8月に、計4回実施。
第1回が三菱総研 松田智生主席研究員の講演『ピンチをチャンスに変える生涯活躍のまち~いつまでも輝けるひと~』、第2回は秩父市視察ツアー、第3回、4回は秩父市民、豊島区民参加によるグループワークで、テーマは、「秩父市と豊島区のお互いの魅力を語ろう!」・「どうすれば姉妹都市として交流が深まるか?」・「生涯活躍のまちづくりとして、住みたくなるまちづくりとは?」の3つ。
当研究会はグループワーク4テーブルのファシリテーターを担当し、また、RSSC受講生、修了生メンバーの専用テーブルとして、1テーブルが追加設置された。ワークショップの成果は12月10日に豊島区役所において、「住みたくなるまちづくり提案書」として、秩父市長、豊島区長への発表会が予定されている。皆様も、是非ご出席いただきたい。
ワークショップの延長として、10/16立教ホームカミングデーに、RSSC社会貢献サポートセンターとして出店した。
秩父市役所、豊島区役所もそれぞれの観光ポスターや名産品を持ち寄って参加いただいた。ちちぶワイン、イチローズモルトウィスキーの試飲や、秩父銘仙嬢にもご来場いただいた。
2.講演『訪日外国人2000万人到達~観光立国の行方~』7期生 清水誠さん 淑徳大学経営学部非常勤講師
2016年10月で訪日外国人は2000万人に到達した。通年では2400万人を見込む。内訳は、中国人が500万人で4割、韓国、台湾、香港を含む東アジアで全体の7割になる。彼らは安価なクルーズでやってくる。その経済効果は2.2兆円で、観光全体の10%を占める。
2003年(H15)に、当時の小泉首相が「2010年に訪日外国人を1000万人に倍増する」と、「観光立国宣言」した。観光は21世紀のリーディング産業である。市場規模が大きく、すそ野が広い。地方経済を活性化することが出来、雇用の創出が期待できる。2008年には、観光庁が発足した。
2004年には、4000万人の訪日外国人を見込む。地方創生につなげる絶好の機会である。人口減少は、観光客の交流人口で補うことが出来る。一方、海外旅行邦人は増加しておらず、特に若者が海外に興味を示さない傾向にあることは懸念事項だ。
3. 総評 坪野谷先生
『RSSC社会貢献サポートセンターの課題と、アクティブシニアであり続けるための4つのポイント』についてお話しいただいた。
【RSSC社会貢献サポートセンターの課題】
1)新規加入者の獲得問題
9期生はすでに40名(重複加入者を含むのべ人数)加入しているが、研究会によりばらつきがある。
2)後継者問題
新規加入者が続けば解決する。
3)持続性問題
活動内容の充実と、会員のニーズに合わせた絶え間ない改革が必要だ
4)目に見える活動実績と、内外発表の機会
5)大学側の評価と関心
サポートセンター活動は、高く評価されている。
【アクティブシニアの健康長寿】
1)学び続けること
2)適度に運動すること
3)人と会い、会話すること
4)コミュニティで役に立つこと
RSSC生は、1)から3)は学校に来るだけで、すでに出来ている。4)はサポートセンター研究会に参加することで、体験できる。
4.ニューズレターの発刊について
「RSSCプラチナ社会創造研究会 ニューズレター Vol.3 Nov, 2016」を発刊しました。詳細は添付File参照ください。
(総会内容についても詳細に記述しています。)
(記載 宮崎 弘行)
以上
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