3月11日15時より、立教大学15号館MB101教室において、上田恵介先生の最終講義が開催されました。
上田先生は1989年、立教大学一般教育部に助教授として着任されて以来、長年にわたり教育・研究にご尽力され、2016年に立教大学をご定年退官、その後もRSSCにおいて私たちに学びの機会を与え続けてくださいました。そしてこのたび、RSSCにおいてもご定年を迎えられました。当日は、同時期に立教大学へ着任された佐々木一也先生の温かいご司会のもと、最終講義が行われました。
講義のテーマは「私が鳥類学者になった理由(わけ)」。1950年大阪にお生まれになり、小学6年生で日本野鳥の会に入会されたことを皮切りに、野鳥とともに歩まれてきた人生が、ユーモアを交えながら語られました。中学・高校時代は体育祭や体操部で活躍される一方、野鳥の会のリーダーとしても活動され、大阪府立大学及び修士課程では一度昆虫学を専攻されながらも、京都大学での経験を契機に鳥類学へと進まれ、大阪市立大学大学院博士課程へ進学されたとのことです。
「なぜ鳥類学者になったのか」という問いに対し、先生は「なぜか知らぬ間に鳥類学者になった」と穏やかに語られました。この自然体の言葉こそ、上田先生のお人柄そのものであり、肩肘張らずに真理を見つめ続ける姿勢は、まるで鳥のように自由で広い視野を持ち、自然界を俯瞰してこられた研究者人生を象徴しているように感じられました。
最終講義は終始、笑いの絶えない和やかな雰囲気に包まれ、まさに上田先生らしい温かい時間となりました。講義終了後には花束贈呈と記念撮影が行われ、その後17時30分よりアイビーにて懇親会が開催されました。懇親会では、参加者一同の感謝の気持ちを込めた寄せ書きを色紙としてお贈りし、先生との思い出を語り合う心温まるひとときとなりました。
上田先生は、常に私たちに寄り添い、専門分野の深い知見のみならず、「学ぶ楽しさ」や「誠実に生きる姿勢」を身をもって示してくださいました。決して威張ることなく、どんな問いにも「ええんちゃう!」と背中を押してくださるその一言に、どれほど多くの学生が励まされてきたことでしょう。ゼミ旅行や観察会、懇親の席での尽きることのない語らい――それらすべてが、私たちにとってかけがえのない学びの時間であり、人生の財産となっています。
上田先生の今後益々のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
各期からのメッセージ
10期 新保美香さん
上田先生 最終講義そして懇親会などありがとうございました。石和温泉や広島などのゼミ旅行やお花見、鳥の観察会、楽しい会話が尽きない飲み会などいつもご一緒にお付き合い頂きありがとうございます。これからも変わらずの関係でよろしくお願いします。
11期 加藤文さん
上田先生 本当はすごい人なのに、いつも私たちと気さくに接していただいて、その飾らないお人柄が私たちは大好きです。最終講義、懇親会にもこのお人柄が現れていて、ほんわかと本当に楽しい一日でした。これからも末永いお付き合い、よろしくおねがいします🦩
12期 野口憲一さん
コロナ禍で翻弄された12期と13期、いや上田ゼミ2021でしたが先生もゼミ生も苦労しそして記憶に残る1年でした。渡良瀬遊水池でのコウノトリツアーは思い出深いエピソードでした。これからも面白い話をお聞かせ下さい。
14期 門脇重光さん
14期上田ゼミは論文指導と合わせて課外活動にも勤しみました。修了後も「すずめの会」として“対面での”月例会を続け、先生にも参加いただいております。これからも変わらずお会いして、近況などお聞かせください。
15期 能州彰さん
偉い先生なのに、ちっとも威張らない、気さくで、真実に対してはあくまでも誠実、そういう生き方を学ぶ事ができました。いつもいつも、飲み会にもおつきあい下さり、ありがとうございました。いつまでもお元気で、私達の先生でいて下さい。
16期 西野友英さん
先生は海外からでも必ずリモートで参加してくれて、どんな内容にも「ええんちゃう!」と前向きなコメントをくれたので私達はのびのびテーマに取り組む事が出来ました。またゼミ後には必ず飲みに行きました。ありがとうございました。
17期 増山仁志さん
2月に先生ご夫妻と一緒のゼミ旅行は、小雨の中での河津桜とたくさんの鳥、金目の煮つけとワインの夕食会、思い出に残るものでした。この1年すばらしい学生生活を送ることができ、感謝、感謝です。
RSSC上田恵介ゼミ修了生・現役生有志一同(懇親会主催)










