40数年間、朝刊は日経、夕刊は朝日を購読している。今までは面白い記事も読み流していたが、昨年から備忘録記入を始めたので、今回その一部を紹介したい。
日経2月6日 ラオス 不発弾事故絶えず(2008年~2022年 1000人以上死亡)
ベトナム戦争時、米軍はラオスに200万トン爆弾投下したが。現在でもなお800万発の不発弾が残っている。<現下のウクライナ、ガザ地区ではどの位の不発弾が残るのか?>
日経3月12日 ブドウ栽培化、1万1000年前
中国雲南農業大学などの国際チームが野生と栽培用のブドウ約3000品種のゲノム分析結をした。栽培化は約1万1000年前、イスラエル、レバノンなどの中東地域と、現在のジョージア、アルメニアなどの南コーカサス地域で始まったと、米科学誌サイエンスに掲載した。ワインと食用の栽培化は同時だったとのことである。
日経 12月15日 23年産甲州ワインに期待
日本固有品種の甲州ブドウが複数のワイナリーの畑で糖度21%を超え、史上最高の出来となった。熟成に入っている23年産甲州ワインが極上ビンテージになるか注目したい
朝日4月6日 「ホイホイ」こつこつ50年
アース製薬は1972年5月に粘着剤を採用した試作品「ゴキブラー」を完成させた。
ゴキブリは目が悪く、エサは、頭についている触角で探すが、入り口が平面だと蝕角が接着剤に当たって前に進まない。対策として入り口を登り坂にして一気に接着剤に落とし込む等の改良を重ね、捕獲率が30倍Upした。また「ゴキブラー」はおどろおどろしいので親しみやすい「ごきぶりホイホイ」に変更し1973年3月に発売し大ヒット商品となった。
日経 6月4日 海の異才 未知なるオクトパス(タコ)
9つの脳と3つの心臓を持ち、8本の手足を自在に操る生物で、タコの足と吸盤は高性能なセンサーで、その高い知性と、秘められた能力に関心が集まっている。
<私の日本酒定番つまみの一つが酢だこ>
日経 4月16日 アフリカ悩ます中国のロバ輸入
血流や睡眠の質を改善し、老化抑制効果があるとされる中国の伝統薬阿膠(あきょう)の生産者は、世界に約5000万頭しかいないロバのうち、年約500万頭分の皮を消費している。ロバは繁殖が難しいため、アフリカからの輸入に頼っているが、このままでは、10~20年後でアフリカからロバがいなくなると懸念されている。
日経6月10日 「中国」
ビル・ヘイトン著『「中国」という捏造』の紹介文で、東大教授川島真が述べている。「中国」は近代国家としては若く、120年前に自国史を書こうとした凌啓超は「我が国には国名がない」として「中国史」という言葉を創出して、近代中国を論じた。
日経12月2日 『謝罪論』古田徹也著 謝罪の本当の意味、未来への起点
評者コメント:昨今の謝罪への違和感をぬぐってくれる快著だ。
謝罪によって過去は消えることはなく、償いは不可能なので、謝って済ませることは謝罪ではない。未来に向けて他者と永続的関係性をもつことが、信頼の回復であり、謝罪の本質だ。感謝表現の「すみません」は、新たに関係を設定することで未来に生ずるかも知れない迷惑を予め詫びておくことだ。
日経 11月29日 水道インフラ
水道水をそのまま飲める国は日本を含めて11ケ国しかない。安全な飲み水利用できない人は世界で22億人。東京都の水道管は地球を4分の3周できる。1998年にスタートした耐震化対応への取り換えは、毎年500キロ取り替えても約60年かかる。
2024年 日経4月20日 慣用表現 「人間至る所青山あり」の青山って?
「世の中どこにでも自分の骨を埋めることができるので、故郷を出て広い世界で活躍しなさい」という意味で、この「青山(せいざん)」は墓地を意味している。
(7期生 関根重明)
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